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株式会社 だい久製麺
製造業〔仙台市青葉区〕

めんとつゆの食文化を拓く

株式会社 だい久製麺 株式会社 だい久製麺

株式会社 だい久製麺は、麺、めんつゆを中心に製造し、仙台を中心としたコンビニや小売店などに販売しています。地産地消を推進し、宮城県産や東北産の原材料を使用する、地域に根付いた企業です。看板商品は冷やし中華。夏になると取材要請が来るほどで、冷やし中華を製造する7、8月、年越しそばを製造する12月が繁忙期です。麺食の継承と食品づくりを通じて、消費者の幸福、お取引先企業の幸福、従業員の幸福を生み出すことを目標にしています。

所在地
〒982-0261 仙台市青葉区折立2-3-1
Tel. 022-226-2131 Fax. 022-226-2757
http://www.dai9.co.jp
代表者
代表取締役社長 大久 雅昭
資本金
1,100万円
創業設立年
1949年

(2016年2月取材)

当たり前のことを当たり前に

柴田 幸次

管理部 部長
柴田 幸次

当社では、「コミュニケーションが取れる人」、「協調性がある人」、「あいさつができる人」を求めています。営業部、製造部、製品管理部と、社内のどの部署においても必要なことです。入社する段階では、特別な技術や資格をもっていなくても、入社後の研修を通して多くの人が仕事を覚えていきます。最初は失敗を恐れず、何事にもチャレンジしてください。失敗することで仕事を覚えるということもありますからね。仕事は受け身の姿勢ではなく、積極的な姿勢が求められるのです。分からないことや不安なことは、積極的に質問していけば、経験を積んだスタッフが全力でサポートしてくれます。仕事に慣れないうちは、コミュニケーションが上手に取れない人もいますが、仕事を覚えたことで自信がつき、次第に周りのスタッフと協力して取り組むようになった人もたくさん見てきました。
仕事に関する報告、連絡、相談ができる人ほど、仕事を覚える効率がいいと思います。いずれはそういった人材をリーダーに育てたいと考えています。
当社では、求人に対する宣伝や広報を積極的には行っていません。自分で調べ、自分の意志で当社を選んでほしいからです。そうすることで麺が好きな人や、やる気のある人が集まり、会社を運営するうえで役に立つ人材になりえると考えているからです。
2015年は高卒、大卒合わせて8名の学生を採用しました。主に高卒の学生は製造、大卒の学生は営業が中心になります。
社内における教育は徹底して行います。毎月1回、一時間ほどの時間を使って、手洗いといった食品を扱うための基本的な事項を確認しています。慣れてくるとどうしても基本的なことがおろそかになりがちです。食の安全が話題になっているだけに、企業全体で安心、安全な商品を提供できるようにしています。

業務内容

麺とつゆの製造、販売

営業部、製造部、製品管理部の三つに分かれています。営業部ではスーパーやラーメン店へ商品をPRし、契約に結びつけるのが主な業務。新たな顧客の開拓を目指しています。一方製造部では、麺とつゆを製造しています。練る、茹でる、商品化する、つゆをつくるなど、さまざまな業務があるため、企業全体の約七割が所属しています。冷やし中華の需要が高まる7、8月や、年越しそばが売れる12月が繁忙期です。製品管理部では、主に製品の品質、機械の管理を行っています。理系の学部を卒業した大学生や、品質管理の経験がある高校生に限らず、入社してから製品管理部の業務を学ぶ人も多数います。

企業の特色・強み

冷やし中華とつゆにかける思い

「3食分がセットになったうどんが一番の売れ筋ですが、当社の主力は冷やし中華とつゆ」と力強く語った製造部長の西條さん。昭和35年に販売を開始した冷やし中華は、中華料理「涼伴麺」を、仙台の人の好みに味をアレンジしたのが最初です。麺の包装後に蒸気処理した生ラーメンと、冷やしても固まらない液体スープ付きの即席性が人気を呼び、宮城県全体にブームをもたらしました。今でもテレビやラジオが取材が来るそうです。つゆは昭和53年に、ビン入りつゆのストレートタイプとして日本で初めて商品化。家庭では難しいコクを備え「家庭でも外食のおいしさを」という思いが込められています。どちらも日本初ということで、冷やし中華とつゆにかける思いはどこにも負けません。

将来のビジョン

信頼されるだい久製麺へ

「従業員から信頼され、満足して働ける環境を提供していきたい。地元から愛される企業を目指し、消費者からの信頼を勝ち取りたい」と柴田さん。2015年4月にはめんつゆの新工場が完成し、製造にも拍車がかかっています。商品を購入した人のなかには、感想を綴った手紙を送ってくれる人もいて、遠方では関西からも送られてくるそうです。現在のところ販売の中心は東北地方ですが、今後は関東進出を目指しています。「だい久製麺ファン」がさらに増えるのは、そう遠い日ではないかもしれません。

わたしの出番!

男女平等だからできること

わたしの出番!

池田 早苗さん
製造部仕入課 係長

主に資材の調達や在庫の管理、商品の手配などを行っています。仕事をするうえで大変なのは、資材や在庫の数を管理することです。数が多くても少なくてもいけないので、正確な判断力が求められる業務です。自分が携わった商品が、スーパーなどに並んでいるのを見たり、「おいしかったよ」と友人に声をかけられたときに、やりがいを感じています。なにより働きやすい環境に感謝しています。また、いろいろな点で男女平等な点がいいと思っています。能力があれば誰でも昇格、昇給ができますし、女性でも役職者になることができます。現在女性社員のうち、役職者は3名ですが、今後はより多くの女性社員が登用されることを願っています。

マイ・パートナー

社内の電卓

マイ・パートナー

社内の電卓。数字を扱う業務には欠かせない。

製造部仕入課係長の池田早苗さんが大切にしているのは電卓。数字を扱う業務が多いので、欠かせないアイテムです。「数を間違えてしまうと、工場内での仕事に影響してしまいます。天気や時期によっても左右されるので、数を予測するのは大変です」とのことで、電卓の重要さがうかがえます。判断力が必要なうえに、計算ミスが許されない業務。10年以上製造部仕入課で働いてきた池田さんだけに、管理部部長の柴田さんも「社内では欠かせない絶対的な存在」と評価しています。電卓なしで仕事はできない。池田さんの業務を支え続けてきた電卓はこれからも輝きを増し続けます。

先輩の声

楽しい職場

佐藤 雄太さん 製造部

2014年に入社し、製造部で経験を積んでいます。夏場、冬場が繁忙期で大変なのですが、研修や実習で学んだことが実行できたときに、やりがいを感じています。また社内のイベントも楽しみの一つです。春と秋には日帰り旅行や慰労会、新年会も行いました。社員同士の結び付きも強く、楽しく働ける環境が整っています。

この記事を書いた学生記者

管理部部長の柴田さんは取材の中で、「協調性」、「あいさつ」という言葉を繰り返し使っていました。採用の際、協調性があり、あいさつができる人材を求めている一方、技術を必要としていない点には驚きました。製造部仕入課係長の池田さんも同じ考えで、そのうえで「最近の人はやる前から『無理です』っていう人が多い」といっていたのが印象的でした。どの職業にもいえることですが、最初から完璧に仕事ができる人はいません。たくさん失敗し、周りの方から助けられ、仕事を覚えていき、周りの方から信頼され、成長していくのだと思います。
今回の取材を通して、コミュニケーションの大切さを痛感しました。今、自分が所属している団体の仲間とコミュニケーションが取れているかを今一度見直したいと思います。社会人になったら活動の幅が狭まります。幅広く活動に参加できる大学生のうちにコミュニケーション能力を磨けたらと思います。(池田 隆平)