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株式会社 IDENTITY
生活関連サービス業、娯楽業〔仙台市青葉区〕

働く女性を助けたい!家事代行のブルーブルー

株式会社 IDENTITY 株式会社 IDENTITY

「本気で女性を応援したい」という思いのもと、2010年から家事代行サービス「BLUE-BLUE(ブルーブルー)」を展開している企業です。現在は、本社のある福島県郡山市をはじめとし、福島市、宮城県仙台市で事業を展開しており、単身家庭から高齢者家庭まで、幅広い層に利用されるサービスへと成長しています。
現在は従業員5名、アルバイト25名。現地スタッフは全員女性です。働く女性を応援している企業だからこそ、福利厚生はしっかり保障。東北にとどまらず、今後は日本・世界へのサービス展開を目指しています。

所在地
仙台店:〒980-0021 仙台市青葉区中央4-10-3 仙台キャピタルタワー2F
Tel. 050-3786-0726 Fax. 050-3786-0727
http://www.kajiblue.com/
代表者
代表取締役社長 野地 数正
資本金
850万円
創業設立年
2010年

(2016年1月取材)

社会に貢献したいという気持ちを持ち、自分で考える力のある人

野地 数正

代表取締役社長
野地 数正

当社には、本社で働く社員と、お客様のお宅にうかがい、サービスを提供する現地スタッフとがいます。現地スタッフは全員女性ですが、社員には男性もいます。
当社は、自分だけが良ければいいというのではなく、社会に貢献したいという気持ちを持って働ける人と一緒に働きたいと思っています。日本には「三方良し」という考え方があります。「売り手良し」、「買い手良し」、「世間良し」。つまり、売り手と買い手だけが納得するのではなく、社会全体にとっても、いい商いをするという考え方です。
現在、少子化が進む日本では、女性が働き手として重要な役割を担っています。しかし、未だに女性が家事労働の多くを行っているケースが多く、まだまだ女性が働きやすい世の中にはなっていません。こうした状況の中で、私たちが家事代行サービスを提供していくことは、サービスの送り手である私たち、そして受け手であるお客様にとって満足できるだけでなく、女性がより働きやすい社会をつくっていくという意味で、日本社会に貢献できる事業だと思っています。なので、こうした理念に共感してくれる人に入社してもらいたいなと思います。
あとは主体性があって、自分でものを考えられる人であってほしいと思います。社名である「IDENTITY」は、「自分らしさ」を意味する英語です。私は、日本らしさ、また、会社で働く社員それぞれの「その人らしさ」を大切にしたいと思っています。日本には日本の良さがあります。それこそ「三方良し」は日本の会社ならではの経営信念です。こうした考えに基づいて会社が動いているから、日本の会社には長続きする会社が多いのだと私は思っています。社員にも、それぞれの「らしさ」を大切にして、主体的に私たちの事業のテーマである「暮らし」というインフラの向上に関わっていってほしいと思っています。

業務内容

家事代行で、人々の生活をより豊かに

仙台市・福島県郡山市・福島市で、家事代行サービス「BLUE-BLUE(ブルーブルー)」を展開しています。利用層は高齢者の家庭・共働き家庭・単身家庭など幅広く、法人や企業に対しては、従業員の「福利厚生としての家事代行」の利用を呼び掛けています。各家庭における家事の負担を軽減し、家事に充てている時間をほかのことに使ったり、家事を楽しい時間にしてほしいという思いから、掃除・洗濯・料理などの日常的な家事の代行をはじめとした多様なサービスを提供しています。各家庭に向かうスタッフは全員女性。独自のマニュアルをもとにサービスを提供するだけでなく、それぞれのニーズに合ったサービスの提供を目指し、お客様ごとにニーズのヒアリングを行っています。

企業の特色・強み

社会問題を真剣に考える会社

女性の社会進出、晩婚化などを問題意識として起業された会社。「買い手良し」、「売り手良し」、「世間良し」の「三方良し」を理念として商いをしていた、近江商人の考え方をモデルとし、社会に貢献できる事業の展開を目指しています。こうした社会問題について真剣に考えているからこそ、社員・スタッフの福利厚生制度はしっかりと整備されています。それだけに女性従業員は「子どもが熱を出したりしたときには家に帰してもらえるので、とても助かります」と話します。
サービスは独自のマニュアルと、現場スタッフそれぞれの「経験」によって行われます。それぞれの経験を共有し、議論を交わす場を定期的に設けることで、常にサービスの向上に努める。その真摯な姿勢も、大きな魅力の一つです。

将来のビジョン

「もっと日本をよくしていきたい。」

日本全体が超高齢化社会に突入している今、「東北だけをよくしたい、自分の身の回りだけをよくしたい、というのは、三方良しではない」と野地社長。今後の目標は、「もっと日本をよくしていくこと」だと語ります。
東北には「他人に家の中の事を任せる」ということへの抵抗感が根強くあり、都市部に比べて家事代行サービスが定着してきませんでした。そんな地域を出発点として、日本の「暮らし」という分野のインフラを発達させていこうと考えています。世界的にも高齢化が進んでいる中で、世界中に道を示していくのが日本の役目。さまざまな最新技術を積極的に取り入れながら、「世界の手本となれるような強いインフラをつくっていきたい」と話します。

マイ・パートナー

「水を残さない」がブルーブルーのモットー

マイ・パートナー

水切り。水回りの水気を切るのに使う

原則としてお客様の家の道具を使うようにしているため、持ち物は少ないそうです。必ず持参していくのは「水切り」と「エプロン」の二つだけ。水切りはシンクや水回りの壁の水気を切るために使う道具です。片手で使える大きさで、女性らしいデザインが目を引きます。道具にもかわいらしさがあるのが、女性の多い職場ならではという印象を受けます。掃除をするのも楽しくなりそうです。
ブルーブルーでは、家事の中でも特にキッチンやお風呂などの水回りを頼まれることが多いといいます。その際に、「水を残さない」ことを決まりとし、この水切りで水を取りきります。ただの家事手伝いではない、家事代行のプロフェッショナルとしての仕事ぶりを感じます。

先輩の声

スタッフ同士で励まし、高めあえる職場

先輩の声

池田 佳世さん
アルバイト

2年前からアルバイトとして勤務しています。家庭で当たり前のこととしてやってきた家事が、仕事として生かされるのはとても嬉しいですね。時にはお客様から注意を受けることもありますが、「もっと良くしよう」と挑戦していくことにやりがいを感じます。職場では、従業員同士で意見や経験だけでなく、不安や悩みも共有できます。共に支えあい、高めあえる、いい職場だと思います。

この記事を書いた学生記者

家事代行サービス業の可能性について、考えを改め、深められた取材でした。大学で女性の労働について勉強していたこともあり、働く女性にとっての大きな助けとなるものとして、家事代行サービスには関心を持っていましたが、実際にお話を聞いてみると、それだけにはとどまらない非常に多くの気付きがありました。特にハッとしたのは、家事代行サービスの使い方として、企業や法人に「福利厚生としての家事代行」を勧めているというお話です。思わず膝を叩きました。なるほど、この産業はこれからどの家庭にとっても需要があるものかもしれない、いやきっとそうだなと思いました。
野地社長は、社会問題について強い関心を持ち、自らの手で貢献していこうとする熱い気持ちを持った方でした。学識や経験が豊富な方で、取材では、会社のことだけでなく、経済や社会問題についても教えていただき、非常に学びの多い取材でした。(北村 早智里)