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弘進ゴム 株式会社
製造業〔仙台市若林区〕

宮城が誇るゴム長靴のリーディングカンパニー

弘進ゴム 株式会社 弘進ゴム 株式会社

仙台に本社を置く弘進ゴム株式会社。ゴム・ビニル製品の製造販売をメーンに、長靴やレインウェアといった消費財や自動車用部品、防水シートなどの製造販売をしています。特に厨房や魚市場、食品工場で使われている白い長靴を始めとする作業用長靴は全国業界トップシェア(当社推計)。企業理念である「わたしたちは新しい価値の創造で豊かな暮らしを実現します」には「新製品を生み出し、社員と世の中に貢献する」という意味が込められています。工場は亘理町や富山県小矢部市、中国の大連。東京や大阪など全国に支店展開しています。創業1935年の老舗メーカー。

所在地
〒984-0816 仙台市若林区河原町2-1-11
Tel. 022-214-3011 Fax. 022-214-6831
http://www.kohshin-grp.co.jp/
代表者
取締役社長 西井 英正
資本金
1億円
創業設立年
1935年
受賞歴
1999年 グッドデザイン賞セーフティワークスFZ-501、サマーレインα 他
2004年 第8回みやぎものづくり大賞グランプリ
2007年 第11回みやぎものづくり大賞優秀賞
2007年 第10回七十七ビジネス大賞

(2016年2月取材)

モノづくりのためには「考えて行動」

西井 英正

取締役社長
西井 英正

当社では「考えて行動する人」を求めています。新人のうちは、上司の指示に従って仕事を進めることが大切かもしれません。とはいえ、いつまでも上司の指示を聞いているだけではいけません。当社はモノづくりをしている企業です。新しいモノを生み出すためには、考えて行動しなければいけないのです。
また、「転勤を嫌だと言わない人」であることも必要です。亘理町や富山県小矢部市、中国の大連に工場、東京や名古屋、大阪など、全国に支店や出張所があります。当然転勤の機会もありますから、地元から離れることを嫌がらず、積極的に地域の外に行こうとする好奇心のある人を求めています。例えばそれが海外であっても、「言葉が話せないから」という理由で転勤を恐れないでほしい。「やってやろう」という気持ちがあれば、話せなくても大丈夫です。
今の若い人たちには「バーチャルとリアルを分ける人」になってほしいですね。日常的にインターネットに触れているため「なんでも知ったつもり」になっている気がします。しかし実社会では「知っている」だけではなく、実際に行動することが求められます。社会に出たらとにかく動いてみてください。さらに「現実でもコミュニケーションが取れる人」になってほしい。社会に出たら無料通話アプリなど、バーチャルな手段でアポイントをとったとしても、結局は直接人と会わなければなりません。現実ではうまく話せない人が多くいるので、しっかりとコミュニケーションをとれるようにしてください。就職活動においては、企業側は自分たちのいい部分しか話しませんので、企業の話を鵜呑みにせず、しっかりと自分の意見を伝えることが大切です。名前の知られていない会社でも、専門的な分野で活躍している会社はたくさんあります。自分のやりたいことを見つけ、自分が何をしたいか自問自答し、企業側にやる気を見せることが大切です。ぜひ、当社にエントリーしてください。

業務内容

ゴム・ビニル製品に特化

ゴム・ビニル製品の企画、開発、製造、販売を行っています。部署は大きく分けて営業、技術、製造、事務に分かれています。技術部門では企画や開発をしています。営業部門は、長靴やレインウェア、フットウェアといったシューズウェア部門と工業用ホースや自動車部品、防水シート等の化工品部門があります。ホームセンターやスーパーが主な取引先となるシューズウェア部門。化工品部門は大手メーカーや自動車メーカーが営業先です。工業用ホースは川や海からの取水や排水に、防水シートはプールや土木工事などで使用され、防水シートの施工工事を行うこともあります。他にも、放射能汚染された土をつめるフレキシブルコンテナバッグなどの素材も製造しています。

企業の特色・強み

長靴全国トップの秘密は「人の力」

作業用長靴全国トップシェアを誇る弘進ゴム。「強みは商品力と営業力」と西井さん。「商品力」では、東北大学と連携し「油を敷いた傾斜の上でも滑りにくい靴」を開発。開発力の維持向上のために、専門的な知識を持つ理系社員を採用し続けています。強さの秘密は商品力だけではありません。西井さんは「特に営業力、人が強い」と語ります。弘進ゴムの営業には、お客様の要望に常に応える姿勢や、小まめに営業先に足を運ぶ行動力があります。高い商品力、営業力のおかげで周囲から「QCD」を評価されています。QCDとは「クオリティ(品質)、コスト(費用)、デリバリー(納期)」のこと。QCDを常に高めているからこそお客様から信頼を得ているのです。

将来のビジョン

世界が再認識「日本製」の良さ

西井さんは「海外展開を進めていきたい」と話します。現在少量ながらも韓国へ長靴の販売を行っている弘進ゴムですが、海外展開をすることで売上を増やし、従業員に「働いてよかった」と思われる会社を目指していくそうです。今後人口の減少が見込まれる日本。人口が減ると、商品を購入する人も減ってしまいます。さらに中国経済の発展で、中国で製造する商品と日本で製造する商品の価格差がなくなってきました。円安で輸入する商品の価格が上がったことも原因です。日本国内で生産したほうが安く製造できる商品もあります。「国内工場のMADE IN JAPANの良さ、大連工場のMADE BY JAPAN。日本のモノづくりを世界に再認識してもらいたい」そうです。

わたしの出番!

出産・育児がしやすい職場

鹿又 梨歩さん SW営業本部 仙台チーム

私は現在、企画書などの書類の作成や在庫の管理、取引先やお客様への連絡対応といった仕事をしています。お客様とは主にメールや電話で連絡を取り合っていますが、月1から2回、営業活動のため実際に足を使って訪問することもあります。社内はとてもフレンドリーな雰囲気で仕事ができる環境です。産前・産後休暇や育児休暇といった制度もしっかり整備されていて、女性も働きやすい職場となっています。私たちの会社では婦人向けポンチョといった女性向け商品の製造販売も行っていますので、今後は私と同世代である20代女性向け商品のバリエーションを増やしていきたいと考えています。

マイ・パートナー

「手帳」で仕事を効率化

マイ・パートナー

手帳 スケジュール管理に使っています。

営業担当の小澤さんにとって「手帳」は仕事に欠かせないアイテムです。多くの取引先に足を運ぶ小澤さんだけに、お客様との商談や会議、提出書類の締切などを手帳でスケジュール管理しています。スケジュールを忘れないことはもちろんですが、手帳に記すことで「仕事の効率化にもつながっている」そうです。スケジュールの全体像を把握することで、仕事の優先順位や段取りを考えることができるのです。「今では仕事をしているなかで、欠かせないものとなりました」とその大切さを強調します。社会人にとって約束や時間を守ることは、お客様から信頼を得るために欠かせません。手帳が信頼を得るための大切なアイテムになっているようです。

先輩の声

やりたいことをやれるように

先輩の声

小澤 智幸さん
SW営業本部東日本営業部本部
直販チーム

入社3年目で、現在は福島方面のルート営業を担当しています。ホームセンターへ長靴やレインウェアの販売を行っているのですが、自分の提案した商品が店舗の棚に並ぶとうれしいですね。就職活動中に、一つでも秀でたものがある企業に行きたいと考えていたのですが、説明会で話しをしていた西井さんに心を掴まれました。就職活動は、悩むことも多いですが、やりたいことをやれるように頑張ってください。

この記事を書いた学生記者

私にとって弘進ゴムへの取材は2回目です。1回目の取材は一昨年。WISEとは別件の取材です。その際西井さんと出会い「相手の気持ちを考えられるように」との教えをいただきました。何かをする時、西井さんの言葉が脳裏をよぎります。私の行動指針の一つです。「もう一度西井さんにお会いしたい。弘進ゴムのことをもっと多くの人に知ってもらいたい」と思い今回取材をお願いしました。今回の取材では「(若い人に)現実でもコミュニケーションが取れる人(になってもらいたい)」という言葉がとても印象に残りました。人と会った時、相手の話をしっかり聞き理解し、自分の思いをしっかり相手に伝えることができているかどうか再確認しようと思いました。バーチャルと違い、相手の目や表情など意識する部分は多くあります。相手への気遣いも欠かせません。弘進ゴムの強みは「人」。普段からのコミュニケーションを大切にしているからこそ全国トップシェアを維持しているのだと思います。(鎌田 尭)