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株式会社 ライブスポーツ
生活関連サービス業、娯楽業〔仙台市泉区〕

運動を通して地域に残る子どもたちを育成

株式会社 ライブスポーツ 株式会社 ライブスポーツ

仙台市内に3店舗を構えるフィットネスクラブ。ライブスポーツ将監と国見スイミングクラブは子どもたち中心の水泳教室の運営。りらいぶは成人向けのトレーニングやプール、スタジオプログラムなど総合的に運動できる場を提供しています。
創業者は水泳の元オリンピック候補選手。「水泳を通じて人の役に立ちたい」という思いが受け継がれ、ハイレベルな水泳指導を行っています。
「地域に残る子どもたちの育成」を目標とし、子どもたちが楽しめる多彩なイベントを行っています。「お客様を楽しませることがライブスポーツとしての仕事」だそうです。

所在地
ライブスポーツ将監: 〒981-3132 仙台市泉区将監4-29-1
Tel. 022-375-3224
http://www.livesports-swim.jp/
代表者
代表取締役社長 佐藤 大介
資本金
1,250万円
創業設立年
1985年

(2016年2月取材)

「楽しんでもらいたい」という気持ちでお客様と接する

佐藤 大介(43)

代表取締役社長
佐藤 大介

お客様と関わる仕事なので、人を楽しませたいという気持ちを持っていてほしいですね。ポジティブな言葉遣いや、明るい表情が重要です。仕事とは「人につかえる」こと。運動を通じてお客様を楽しませることが一番の業務です。楽しむことが継続につながり運動習慣を形成します。また、運動指導をしながら自身も運動をしなければならないため、自分の健康管理も大切です。
フィットネスクラブで働くには「資格が必要」「自分も泳げないといけない」と思われがちですが、そんなことはありません。カリキュラムに従えば、誰でも働くことができます。水泳中心のライブスポーツ将監と国見スイミングクラブでは、最初は他のインストラクターのアシストを行いながら、約80時間の研修をしてもらいます。トレーニング指導を行うりらいぶでは約100時間です。研修を終えてようやく一人前のトレーナーになるのです。徹底した研修と自社認定資格で、お客様に満足してもらえる力を養っていきます。資格を取るためには東京へ行かなければならない場合がほとんどですが、自社認定資格にすることで地元でも資格を得ることができるのです。私はこれも地域活性化の一つと考えています。
お客様も社員も満足できる環境を整えていくことはもちろんですが、同業他社にも頼りにされることが理想です。同業他社と情報交換する「みちのくフィットネスクラブ協会」や、たくさんの異業種が集まる勉強会に参加し、これまでに培ったネットワークで自分たち・お客様・同業他社への「三方よし」を実現し地域で一番のクラブを目指します。強く思うようになったのは2011年の東日本大震災。ガスが使えずプールが使用できなくなった市内のフィットネスクラブ会員を受け入れましたが、その後、ライブスポーツで機器のトラブルがあった際には、そのフィットネスクラブがこちらの会員を受け入れてくれました。地元企業だからこそのネットワークで助け合って運営しています。
運動を通してお客様を楽しませ、地域に貢献していくこと。そして地元に残る人材を育成していきたいですね。

業務内容

お客様を楽しませることが一番

業務はフロントとトレーナーに分かれます。ライブスポーツ将監と国見スイミングクラブの水泳コーチは、水泳の指導が中心。りらいぶのトレーナーは、ジムやスタジオ、プールでのトレーニング指導を行います。お客様を指導することが業務ではありますが、何より大切なのは運動を通じて楽しんでもらうこと。自分自身も楽しまないと楽しさは伝えられません。
お客様は生後6か月の小さな子どもから、90代くらいまでと幅広く、それぞれの年代の人が満足するプログラムに従って、運動指導を行っています。
徹底した研修と自社認定資格によって、運動に関する資格を持っていなくてもトレーナーとして働くことができます。

企業の特色・強み

地域に残って働くことが「地域貢献」

子どもたちが普段通っている学校とは違った、もう一つの学校のような場を提供しています。遊びながら運動をして楽しむことが継続につながるからです。そのため水泳以外にも、子ども向けにスキー教室などのイベントを開催しています。「労力はかかりますが、新しいことを考えると人とのつながりができます」と佐藤さん。
全ては地域に残る子どもたちを育てるためだそうです。スクールに通っていた子どもが成長し、ライブスポーツでアルバイトをしたり、就職したりすることもあります。「地域に残って働くことが地域貢献というサイクルをつくったと実感できることが嬉しい」そうです。
運動を通じて提供しているものは「運動をする楽しさ」と「地域に貢献する人の育成」のようです。

将来のビジョン

時代の流れをとらえ、新たなアイデアを捻出

ライブスポーツは水泳のオリンピック候補選手だった佐藤さんのお母様が「水泳を通じてもっと人の役に立てる」という思いで創業しました。現在教えている水泳指導法は、お母様が確立したものですが、理念は佐藤さん自身の指導法も取り入れて経営を確立していきたいそうです。
お客様が満足しているかの判断は、数値として現れる会員数です。現在は「地元ならではのつながりを生かして、他の企業とコラボレーションしていけたら」と、新たなアイデアを構想中です。また、高齢化社会に対応するため「運動×脳トレ」というプログラムや、高齢者向けにヘルパーの資格の獲得も考えています。
地域の健康寿命を高めることに貢献していきます。

わたしの出番!

憧れてもらえるような存在に

わたしの出番!

相澤 沙紀さん
インストラクター

小学生くらいまでの子どもたちへの水泳指導や、水中エアロビクスを担当しています。お客様に元気を与える仕事なので、いつも笑顔でいるよう心掛けています。子どもたちにとって水泳スクールは、学校の友達とは違う友達と会える場所でもあるので、つい楽しくなってプールサイドを走ってしまうような子どももいます。その時はなぜ怒っているのかしっかりと理由を説明し、なぜよくないのかを同じ目線に立って教えるようにしています。そうすることでしっかり理解してくれます。みんなから近づきやすく、なんでも話せるような関係になりたいですね。
女性のスタッフは約十五人いて、30代が中心です。結婚や子育てで退社した人もいますが、その人たちも子どもと一緒にレッスンにきてくれています。

マイ・パートナー

レッスンで使用する水着

マイ・パートナー

水着
レッスン時に使うユニフォーム

佐藤さんのマイ・パートナーは水着です。プールでのレッスンの際に使用します。この水着はユニフォームなので、デザインは全員同じ。「これがないと仕事になりません」。
代表取締役社長でありながら、3店舗それぞれの現場でもトレーナーとして仕事をする佐藤さん。お客様と社員の動向を見るためだそうです。「お客様を喜ばすために、社員はどんなサービスを提供するべきか」。直接お客様の声を聞くこと、社員を育成すること、どちらも運営していく上で大切なことです。時には外に出て同業他社の運営を視察することもあります。客観視したからこそ見える改善点もあるそうです。お客様を喜ばせるために常に向上心を欠かしません。

先輩の声

みんなが水泳を楽しめるように、少しの時間でも勉強して次のレッスンへ

先輩の声

千葉 七彩さん
インストラクター

3歳から6歳の子どもたちに水泳指導を行っています。仲良くなるためにレッスン前のわずかな時間でも、コミュニケーションを取るようにしてます。初めは水を怖がっていた子どもたちが「今日はこんなことができるようになったよ」と声を掛けてくれることが、次のレッスンの励みです。
会員のみなさんに水泳の楽しさを伝えることが目標です。空いた時間があれば動画や本を見て勉強しています。

この記事を書いた学生記者

「お客様を楽しませる」「地域貢献」というキーワードが取材中に何度も出てきたのが印象的で、そこには強い思いが運営に反映されているのだと実感しました。そんな思いで就職を考えている人はたくさんいると思いますが、フィットネスクラブというと「資格が必要なのかなぁ」、「専門的に勉強したことない」など不安要素も多いかと思います。しかし佐藤さんはそんな不安を払拭してくれました。80時間から100時間の研修で、運動の指導方法をしっかり教えてくれます。資格や知識よりも、気持ちが大切なのだと思いました。
佐藤さんは普段3店舗を行き来しながら現場の様子を見て回ったり、時には現場に出て運動指導を行ったりしています。「外に出ないと気が付かないこともある」と、多くの外部研修会に参加して新たな気づきを得ています。広い視野で会社を見つめることで、良い運営につながっているように思いました。(及川 愛結)