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株式会社 パルサー
その他サービス業〔仙台市泉区〕

「人の価値を最大化する」というビジョンを掲げて

株式会社 パルサー 株式会社 パルサー

株式会社 パルサーは、仙台で券売機普及事業、レンタル券売機事業、デザイン事業、WEB事業を展開している企業です。一人で会社を経営していた父親が倒れたことをきっかけに、現在の阿部社長が後を継いだのは29歳のこと。右も左もわからない状況、度重なるピンチの連続、宮城県中小企業家同友会の仲間に助けられながら、困難を乗り越え「写真POP付き券売機」という独自のサービスを全国に提供しています。「人の価値を最大化する」というビジョンを掲げ、日々お客様の困りごとを解消するために成長を続けています。

所在地
〒981-3213 仙台市泉区南中山4-3-16
Tel. 022-346-7511 Fax. 022-346-6878
http://palco.jp/
代表者
代表取締役 阿部 章
資本金
300万円
創業設立年
1989年
受賞歴
2014年 東北大学大学院経済学研究科 地域イノベーションプロデューサー塾 優秀賞受賞

(2016年2月取材)

社員のチャレンジを積極的に応援できる環境

阿部 章

代表取締役
阿部 章

会社を経営するときには、全てが投資だと思っています。もちろん、人も投資です。私は、理想の人材は「新しいことに興味を持って、積極的にチャレンジする人」だと思っていて、そういう人材が「ここで働きたい」と思ってもらえる会社をつくりたいのです。ですから社員の教育には、しっかりとお金と時間をかけています。就業時間後や土曜日を使って勉強会を開いたり、毎月一人ひとりと面談をして、前月の振り返りや今月の目標を確認したり、悩み事などの相談をしたりしています。
また当社では、インターン生を実際の商談の場に同席させることもあります。「商談とはこういうもの」ということを体験してもらうことで、仕事に対するイメージが浮かびやすくなると思うのです。せっかく時間を割いてインターンに来てもらっているので、本当の仕事を体験しないと意味がないと考えています。入社してからのギャップもなるべくなくしてあげることが、双方にとっていいことだと思っています。
当社の社員の中には、自分で起業したいと思っている人がいます。なぜ起業したいのかという理由がしっかりしていて、本気で実行したいという夢を持っている社員のことは応援します。ただ、自分で成し遂げたいことがあるなら当社でやればいい、という風に考えているし、社員にもそのように伝えています。そして、社員が自分からチャレンジしてみたいと言ったことは、最大限チャンスを与えてあげますし、新しいアイディアはどんどん実行に移してほしいです。これは、小さい会社だからこそできることだと思っています。自由な環境とやりたいことにチャレンジできる環境は整っています。

業務内容

券売機が人の代わりをし、お客様の価値を最大化する

券売機普及事業、レンタル券売機事業、デザイン事業、WEB事業を展開するパルサーでは、「人の価値を最大化する」というビジョンを持っています。人の価値とは、その人の良さであり、その人が一番輝いていることだと考えています。例えば、ラーメン店の店主さんが輝いている時は、お客様がおいしそうにラーメンを食べている時です。しかし、ラーメンをつくる以外にも、販売促進などさまざまな業務を行わなければなりません。職人気質のある、ラーメン店の店主さんは、そういうことが苦手な人が多いそうです。パルサーがそこを埋めてあげれば、その人はもっと輝けるのではないかと考え、ニーズに対して最適な券売機、店舗プロデュースなどを提案しているそうです。「券売機が人の代わりをする」のです。

企業の特色・強み

業界初!「写真POP付き券売機」がパルサーの強みです

ラーメン店などで見る「写真POP付き券売機」は、パルサーでしか扱っていない商品です。単に「特製ラーメン」と書かれていても、どんなラーメンかはわかりづらい、というお客様の困りごとを、写真を付けることで解消しました。同時に他社との差別化を図ることに成功し、活躍の場を増やすきっかけをつくりました。父親の代に扱っていた券売機に、若い阿部社長のアイディアを組み合わせた画期的な商品です。そして、インターネットで販売するノウハウを最大限に活用し、写真POP付き券売機を全国に流通させるなどし、私たちの生活をより便利なものにしています。

将来のビジョン

「自動販売機の価値を最大化」し「人の価値を最大化」する

パルサーでは、2020年の東京オリンピックを見据えた新しい事業にも取り組んでいます。それは、外国人観光客向けの、外国語に対応した券売機です。お客様の売り上げにつながることが期待されるとともに、日本に不慣れな外国人の助けにもなる画期的な商品です。また、社員から「お土産の自動販売機があったら面白いのではないか」というアイディアも出てきています。海外には券売機や自動販売機はありません。日本の固有の文化である「券売機」や「自動販売機」には、まだまだ無限の可能性が秘められています。「自動販売機の価値を最大化」し、「人の価値を最大化」するのが会社の使命とも言えるでしょう。

わたしの出番!

「働くことはあくまでも手段」やりたいことを実現できる環境

わたしの出番!

東舘 隼斗さん
サービス部

当社には、常に高みを目指す環境があります。社長自らが勉強会を開き、経営の話を聞かせてくれるのでとても刺激になっています。時には辛さもありますが、確実に自分の成長につながっていると感じています。以前は自分で起業したいという思いを漠然と持っていましたが、今は社内で実行すればいいか、と思っています。「働くことはあくまでも手段だ」という社長の教えがあり、起業という考えが、会社に貢献したいという考えに変わりました。
卒業後、最初に入社する企業は大切です。今はまだ、やりたい仕事、やってみたい仕事が必ずしもなくてもいいと思います。できることとやれることは違うので、やってみないとわからない。興味のないことだとしても、挑戦してみると楽しいかもしれませんよ。

マイ・パートナー

いつでもどこでも、モバイルパソコンと共に

マイ・パートナー

使い込んだモバイルパソコン
「これを取り上げられたら…やばいね…」と苦笑いしながらマイパートナーに挙げてくださいました。

「以前パソコンが壊れて、データが全部消えてしまったんです」と、苦笑いしながら阿部社長が取り出したのはモバイルパソコン。その経験から、最新型よりも壊れないものを選ぶようになったそうです。そんな阿部社長の絶大なる信頼を得たのがマイパートナーの「レッツノート」です。仕事も勉強も、全てのデータがこのパソコンの中に入っており、いわば阿部社長のブレインと呼べるほど。いつでもどこでも仕事ができるようにと、常に持ち歩き、家でもついパソコンを開くことが癖になっているそうです。

先輩の声

学生にはない楽しみを見出すのが社会人の楽しさ

先輩の声

塩野 優さん
営業部

自分の中で、なにか軸や価値観を持ってください。将来自分がなりたいビジョンがあったら、そこにたどり着くための道は一直線ではなくさまざまあります。いろいろやってみて違うと思ったら、また別の方法を探せばいいのです。
また、仕事の中に、何かしらの楽しみを自ら見出すことが大切です。「学生の頃はよかった」と言うのではなく、学生にはない楽しみを見つけるのが社会人だと思います。

この記事を書いた学生記者

阿部社長は明るく元気で、とても気さくな方で、時には真剣に、時には場を盛り上げながら、仕事に対する熱い思いを私たちに語ってくださいました。若くして父親の跡を継いだ直後に、売り上げの7割を依存していた企業の倒産、取引先の券売機事業撤退、旧札から新札へのお金の変更、リーマンショックなど、一度に六つのピンチが重なるという大変な苦労をした経験があるからこそ、社員を大切にしている気持ちがよく伝わってきました。お話を聞いているなかで最も驚いたのは、インターン生を実際の商談に同行させるというお話でした。「メモを取ってるだけだから、たいしたことはないよ」と阿部社長は笑顔で話すものの、なかなかできることではありません。「人の価値を最大化する」ということを、言葉だけでなく行動でも示している、阿部社長の懐に広さを感じました。(矢崎 亜実)