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株式会社 サイエンティア
情報通信業〔仙台市泉区〕

変化に合わせて挑戦と成長を

株式会社 サイエンティア 株式会社 サイエンティア

仙台に本社を構え、東京、京都に一つずつオフィスがある株式会社 サイエンティアは、1981年の設立以来、時代と社会の変化に対応し、進化を続けてきたソフトウェア企業です。主に人材管理のソフトウェアを開発、販売しており、導入やその後の運営サポートに至るまで一手に引き受けます。「Σ(夢×挑戦)=サイエンス」という企業理念には、夢に向かって挑戦することを忘れずに成長し続けることが、新たな価値を生み出すという思いが込められています。

所在地
〒981-3204 仙台市泉区寺岡2-20-13
Tel. 022-377-2900 Fax. 022-377-2903
https://www.scientia.co.jp/
代表者
代表取締役社長 荒井 秀和
資本金
7,000万円
創業設立年
1981年
受賞歴
2012年4月 KVH東北応援アプリケーション開発コンテスト 高機能人事システム「スマートカンパニー」 ゴールド受賞

(2016年2月取材)

主体性を持ち、チャレンジできる人材を

荒井 秀和

代表取締役社長
荒井 秀和

当社は、企業理念である「チャレンジ」を大切にして成長してきた企業です。新たなソフトウェアを開発し、それを広めるために多くの困難を、努力とチャレンジで乗り越え、現在国立大学法人向けの人事給与統合システムで、全国シェアナンバー1を誇っています。パッケージ製品(自社製品)を提供する当社の事業の特性上、お客様との会話からニーズを読み取り、主体的にそれを形にしていく作業を行わなければなりません。ですので、人に言われたことだけでなく、自分の頭で考えて主体的にチャレンジができる人材を求めています。
また、ソフトウェアを開発・販売する企業ということで、働くためには何か特別な資格や経験が必要になると思われる方がいると思いますが、当社ではそういった資格や経験は、それまでの学びの姿勢の指標としては評価するものの、働くための絶対条件ということではありません。実際、現在働いている社員の中でも、情報系の分野を学んでこなかった社員は多くいます。その中で活躍しているのは、ロジカルに物事を考えられる社員です。プログラミングをする上で大切なのは「感性」よりも「論理」であり、求める人材像としてまず挙げるとすれば、論理的思考を持っている人、ということになります。
当社の企業理念に「挑戦(チャレンジ)」というものがありますが、これは今の学生達にも伝えたいことです。現在、「この企業に就職すれば安心」という企業はありません。就職先を決める際は、自分が主体的に働きたいと本当に思える会社を探すことが大切だと思います。そのために、少しでも興味のあることは積極的にチャレンジしてください。いろいろなことに触れ、さまざまな世界を見ることで、自分が主体性を持って働きたいと思える会社に出会えるはずです。

業務内容

開発から導入まで、ソフトウェアの全てを請け負う

主な事業内容は、人事・人材に関するパッケージシステムの開発や販売、導入コンサルティングです。わかりやすくいうと、会社の人事や給与、労務の管理をコンピューターで行うためのソフトウェアの開発、販売、導入、さらには導入後のシステム保守に至るまで、ソフトウェアに関する全てを請け負う企業です。主力製品の一つである、2004年に京都大学の協力を得て開発した「U-PDS」は、公務員人事給与制度に完全対応した人事給与統合システムであり、現在全国の国立大学法人のうち、約七割で採用されています。
上記のような会社独自の製品である自社パッケージ開発のほかにも、お客様からのご要望に沿ったソフトウェアを提供する、オーダーメイド形式の受託開発も行っています。

企業の特色・強み

お客様のニーズに丁寧に迅速に応える

現在日本の民間企業は、事業戦略に合った人材マネジメントを行うため、社員一人ひとりの能力に焦点をあてて、人材開発や人事管理を行う「タレントマネジメント」を取り入れる動きが増えています。サイエンティアでは、タレントマネジメントが注目される前から、タレントマネジメントに対応したソフトウェアを開発していました。それが主力製品の一つ「Smart Company」。一人がいくつもの仕事を兼務する、日本独自の業務形態に対応した、アメリカのソフトウェアには無いシステムを搭載しており、順調にシェアを伸ばしています。
お客様のニーズに細部まで沿い、変化する時代や社会に適応した製品をいち早く提供する。社員一人ひとりが挑戦と努力を続けているからこそできる仕事です。

将来のビジョン

付加システム展開でさらなるステージへ

現在、民間企業だけでなく公務員の人材管理にも、タレントマネジメントは注目され始めています。日本社会においてタレントマネジメントがさらに重要性を増していけば、より細分化された人材分析や人材評価が可能なソフトウェアが求められます。荒井社長は、「人材分析機能を強化し、人材育成の支援や業務を進めるためのベストなチームづくりの支援など、人材データを活用するシステムを提案するソフトウェアをつくっていきたい」と語ります。今後は国立大学以外でのシェア拡大も目指しているそうです。「製品は、完成した瞬間から陳腐化が始まりますので、常に新しい変化に挑戦していかなければならない」と語る荒井社長のチャレンジ精神が、企業の基礎になっていると感じました。

わたしの出番!

出産、育児に柔軟に対応

わたしの出番!

成田 真由美さん
お客様サポートセンター サポートSE

U-PDSのユーザーである、各国立大学からの問合せに対応する、サポート業務を行っています。電話とホームページからの問い合わせに対応しているのですが、お客様と直接話をする「会社の顔」ともいえる重要な仕事だけに、やりがいがあります。
私は以前、東京本社でプログラミングをしていたのですが、娘の出産を機に1年半の育児休暇をもらい、地元の仙台本社に転勤させてもらいました。さらに、比較的に短時間の勤務が可能なサポート業務にまわって、現在も子育て中のため短時間勤務をしています。勤務地だけでなく時短勤務の希望など聞いてもらえるので、女性が働きやすい環境だと思います。
将来はマネージャーなどの役職につき、女性がさらに仕事がしやすい環境づくりをしていきたいと思います。

マイ・パートナー

ここぞという時の勝負石

マイ・パートナー

スーツのポケットから取り出した勝負石

荒井社長のマイパートナーは、大きさ約3~4センチ程のハート型をした石です。この石は、荒井社長が気合を入れたい時に、ポケットに忍ばせるお守りなのだそうです。「ここぞという時やひと勝負しなければならない日の朝は、必ずスーツのポケットに入れて出勤します」と語る荒井社長が、この石を手にしたのは4年前。さまざまな企業の役員や社長が集まる、社外のセミナーに出席した際、アメリカ人講師が講演後に、受講者全員に記念として配った石だそうです。セミナーの内容は「社会関係資本を高める」というもので、石自体に特別なパワーがあるわけではないそうなのですが、その日のことを忘れないようにと石を持ち歩くうち、荒井社長にとって大切な存在になったそうです。

先輩の声

熱く語れる経験を

先輩の声

小室 和史さん
導入コンサルティング部 導入SE

入社して2年。自社製品をお客様に導入・提供する部署に勤めています。入社前は、ソフトウェア企業といえば、プログラミングだけを行っているイメージでしたが、実際は取引先に出向き、要望を直接聞き出したり、問題を解決するために社内会議をする場面が多いです。
学生の皆さんには、アルバイトや趣味、何でも構わないので一生懸命に何かに取り組み、熱く語れる経験をしてもらいたいです。

この記事を書いた学生記者

取材前は全く概要が掴めなかった「ソフトウェア」というものが、案外身近な存在であり、同時に社会に欠かせない存在であるということが分かりました。サイエンティアの社屋は、内装がほとんど木でできており、IT企業のイメージとはかけ離れた温かな雰囲気でした。
女性社員や新入社員にお話を聞いていると、サイエンティアという会社は、勤務年数が多い少ない、男性女性に関わらず活躍できる会社であると感じました。役職や経験を問わず、意見が取り入れられる風通しの良い社風が、夢を追って挑戦しやすい環境に繋がっているのだと思います。
「『人材管理のプラットホームはサイエンティア』と言われるような会社になりたい」と荒井社長は語ってくれました。夢と挑戦という変わらない理念を持ちながら、時代を読み、社会を知り、正確に需要を把握し、柔軟に進化し続けるサイエンティアを取材して、ソフトウェア企業だけに留まらない「正しい会社のあり方」を学ぶことができたと思います。(阿部 寛史)