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セルコホーム 株式会社
建設業〔仙台市青葉区〕

高水準の住まいを提供。カナダの住宅を日本に普及

セルコホーム 株式会社 セルコホーム 株式会社

仙台市に本社を置く住宅メーカー。カナダの輸入住宅という、日本の住宅とは違う外観と内装を特徴としています。カナダの住宅に注目したのは、バブル経済を終えた時期。当時はマンションの売買と建て売り分譲がメイン事業でしたが、戸建て注文住宅の建築へと事業を転換します。社長自らカナダへ渡り、断熱性、気密性ともに高い住宅になっていることや、木材も安価で手に入るということを、現地で知りました。現在は戸建ての住宅をお客様に販売し、洋風な住まいを提供する企業となっています。

所在地
〒980-0011 仙台市青葉区上杉2-1-14
Tel. 022-224-1111 Fax. 022-265-8517
https://selcohome.jp/
代表者
代表取締役 新本 恭雄
資本金
1億円
創業設立年
1959年
受賞歴
1996年 カナダ国際貿易大臣賞
1997年 通産大臣賞
2011年 国土交通省第32回住生活月間功労者住宅局長表彰

(2016年2月取材)

キーポイントは「興味」と「向上心」。伸びしろのある人材を求めます

堀田井 宏紀

管理部 総務・人事課 チーフスタッフ
堀田井 宏紀

住まいに興味があり、向上心に満ち溢れている。これが私たちの求めている人材です。新卒採用であれば、特に重要視するポイントですね。もともと住まいに関して専攻されていた人であれば、住宅の図面作成といった製図による実技経験や、その知識を生かせる環境で働いてもらえると思います。
しかし、住宅建築に関する知識も大事ですが、それ以上に大切なのは、相手に分かりやすく自分の意思や意図を説明できることだと思っています。お客様との関係においてももちろん大切ですが、企業の社員になるという事は上司や同僚との連携が不可欠ですから、社内でのコミュニケーションを図る為にも大切な事です。また、お客様から見れば、私たちは住宅の「プロ」として信頼されるのですから、その信頼に応えるためにはさまざまな要望に対応できるように、最大限の努力をしなければなりません。そのためには、世の中のいろいろな事に興味を持つ事、仕事や普段の生活を通して、住まいに関する知識や住宅に直接関わらないような知識でも吸収し続けていくことが必要です。更に要望を汲み取り、より良い提案を出せる能力を鍛える事も大切です。
お客様と接する機会の多い住宅展示場の営業社員は、信頼を得るための要といえます。建築士やインテリアコーディネーターといった受験資格を持っているのであれば、入社してすぐにでも活躍できる機会はあるでしょう。しかし、大切なのは知識と経験が豊富だからということではありません。むしろ、それは後から身についてくるものです。私は、例えスタートラインが違っても、社員一人ひとりが活躍できる素質を秘めていると思っています。あとは本人の取り組み次第です。
営業、事務、設計と業務は異なりますが、お客様のライフスタイルを共に考えていくというミッションは同じです。聞き上手になることが成長の近道だと思います。これは相手が社員でも同じことです。個人プレーで仕事をするには限度があります。それを補うための協力です。
新たな生活の場を支えていく住宅業界だからこそ、住まいに興味があり、常に向上心を高く持つ人の力を必要としているのです。

業務内容

カナダ住宅の魅力をアピール。快適な住まいを提供

カナダの輸入住宅を提供している住宅メーカーです。住宅の構造は梁と柱で支える形式ではなく、壁と床で支える耐震性の高い2×4を改良した、2×6工法の住宅を採用しています。木材もカナダ産のものを使用。カナダには提携先工場もあります。特徴としては、レンガの外壁やインナーガレージ、煙突など日本ではあまり見ないような外観となっています。内装は広々としたリビングで、吹き抜けを取り入れた、開放感が溢れている空間を提供。やはり洋風なデザインに惹かれるお客様が多いそうです。その他、住宅のリフォームや、飲食店や老人ホーム、病院や大規模な木造ホールなどといった戸建て住宅以外の建物も建築しています。

企業の特色・強み

他社には真似できない強さ。洋風の住宅が持つ特性

「独自性のある住まいを提供できるのが強みです」と管理部の堀田井宏紀さん。その言葉の通り、提供する住宅は、日本ではあまり見かけない、カナダの輸入住宅です。特にカナダは物価が安いこともあり、低コストで資材の調達ができ、お客様にも金銭的な面で負荷が少なく家を建てることができるそうです。加えて、気密性が優れており、構造上の隙間も少ないことから、断熱の効果も高いといいます。カナダに取引先の工場があるからこそ実現できることで、他社ではなかなか真似できないものとなっています。また、洋風の外観が住宅展示場では珍しくもあり、目に留まるお客様もいるそうです。

将来のビジョン

提案力が鍵。戸建て以外も見据えたビジョン

戸建て住宅の需要が少なくなってきた住宅業界。これまで通り、カナダ輸入住宅を提供しつつも、リフォームといった新築以外の事業展開を見据えています。なかでも特に力を入れようとしているのが法人営業。公共施設、商業施設を手掛けていくそうです。
老人ホームや店舗といったように、構造上コンクリートで建てることが多い建築物を、木造で建てるという取り組みです。特に商業施設では、クライアントが提示してくる理想や要望に対して、強みである洋風のデザインの融合を図りながら、どのように独自の提案をしていくかがポイントになるそうです。

わたしの出番!

洋風な住宅は面白い。お客様の暮らしを提案するプロフェッサー

わたしの出番!

櫻井 美香さん
仙台南店 営業スタッフ

短期大学を卒業して一般企業に事務職として勤務したのですが、ドイツの支社に転勤した際に目にした海外の住宅の、日本とは違ったデザインに惹かれ、住宅に興味を持ちました。帰国後すぐに専門学校へ入学し建築について勉強。建築会社に就職し設計と営業を担当した後、転職して当社へ。入社当初は本社の設計部に所属していたんです。でも、お客様と接することが大好きで、今は営業職として仙台南の住宅展示場に勤務しています。会社はとてもアットホームな雰囲気ですし、今はなによりお客様と直接やり取りできることにやりがいを感じています。お客様の好みやライフスタイルはさまざまですが、一生を支えていく仕事に携われるのがなによりの喜びです。

マイ・パートナー

提案を支えるアイテム。イメージの具現化には欠かせないもの

マイ・パートナー

マイボールペンと三角スケール
お客様とのやり取りでは欠かせない

櫻井さんが仕事中手放せないものは、いつも携帯しているマイボールペンと三角スケール。お客様と商談や打合せをする時は、この二つを使って説明しているそうです。多色のボールペンは使い慣れているもので、とても書きやすいそうで、インクが無くなっても芯を換えて使い続けているといいます。お客様の要望は赤で記すなど、メモ書きには必需品とのことでした。三角スケールは、実物を縮小したものを記している図面とセットで使用。リビングの間取りを見ながら、お客様が持ち込む家具の設置ができるのかを判断するには重要なアイテムだそうです。エアコンが設置できるかどうか、壁の厚さを測ったりするなど、お客様に実際のイメージをしてもらうために欠かせないそうです。

先輩の声

考え方一つで、がらりと変わった。仙台南店の店長が語る営業職の魅力

先輩の声

野崎 光永さん
仙台南店 店長

お客様からの感謝のひと言が、なによりもうれしいですし、それがこの仕事の魅力だと思っています。私は人見知りでしたので、正直お客様と話すのは苦手でした。「住宅」という高価な商品であるということから、仕事にプレッシャーを感じたこともあります。ただ、「住宅を売る」という考え方をやめて、お客様に新たな生活を提案しているのだと思うようになってからは、以前より仕事にやりがいを感じています。

この記事を書いた学生記者

今回の取材を通して、あらためて住宅メーカーという業界の奥深さを実感した気がします。「住宅は誰一人欠けても完成はしない」。この言葉がなによりも心に深く残りました。私は大学で建築系のカリキュラムを学ぶこともあり、戸建て住宅の図面と模型の作製をしたり、構造も学んでいます。今回の取材では、住宅メーカーで働く社員のプロ魂を実感しました。住宅という一生に一度の買い物といっても過言ではない商品を、できるだけ低価格で提供する。その事業の裏側には、図面を引く設計職、モデルハウスでお出迎えする営業職、そしてお客様。全てが揃っていなければ、完成できるものではないのだと、あらためて肌で感じました。野崎店長や櫻井さんがおっしゃっていた「お客様が素敵な暮らしを送れるように、良い提案を心かげていく」。この言葉の通り、お客様の望むものを引き出す、確かな提案力を伸ばし、何よりもお客様の笑顔と歓喜の声を知ることのできることが、この職業の特性であると思いました。(小幡 竜一)