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株式会社 イエムラ
製造業〔名取市〕

つくっているのは「モノ」だけじゃない

株式会社 イエムラ 株式会社 イエムラ

名取市で、ステンレス製のドアや窓のサッシ、手すりの設計、製造、施工を行っている株式会社イエムラ。社員は全員で20人と少数精鋭ですが、駅やデパートなど多くの場所でその製品が使用されています。「私たちは世界中の家族を守るために、家族を守れるヒトとモノをつくり、それを地球に残すことで社会に貢献します」を経営理念に、1994年の創業から22年。現在は製品の製造だけではなく、学生の教育にも積極的に関わりながら、人を育てる活動にも取り組んでいます。

所在地
〒981-1225 名取市飯野坂字南沖67-1
Tel. 022-384-5310 Fax. 022-384-5682
https://www.facebook.com/sus.iemura/?fref=ts
代表者
代表取締役社長 家村 秀也
資本金
3,000万円
創業設立年
1994年

(2016年1月取材)

「そうぞう力」と「きょうそう力」を持った人に

家村 秀也

代表取締役社長
家村 秀也

当社は窓サッシや手すり、自動ドアの部品など、ステンレス製品の設計、製造、施工を行っています。製品はビルや駅など、不特定多数の人が長期間にわたって利用する場所に施工され、使用する人も老若男女を問わない多くの人が使う製品であるだけに、高い安全性と信頼性はもちろん、安心して利用できる製品でなければなりません。さらに、製品を使用する本人だけではなく、その周囲にいる多くの人たちのことも考え、配慮しながらモノづくりをしているのです。それだけに「人のこと、周りの人のことを考えられる人材」、「根性のある人材」を求めています。やはり仕事は楽しいことばかりではなく、辛いこともあります。辛いことも乗り越えられるような「根性」は、社会人として必要です。
入社の際に必要な資格は、普通自動車免許だけです。「周りの人のことを考えられる人」「根性のある人」がいれば、営業や設計などの部署を問わず採用しています。職場はアットホームな雰囲気に包まれながら仕事ができる環境です。弊社の社員にはモノづくりが好きな人が多くいます。入社後には「そうぞう力」と「きょうそう力」を持った人になってください。「そうぞう力」には「創造」と「想像」という二つの意味が込められています。「創造力」はモノづくりをするために必要な力であり、「想像力」は周りの人のことを考えられる力です。また、「きょうそう力」には、共に創るという意味の「共創」と、競り合いながら走る「競争」という二つの意味を込めています。チームワークを発揮して共に創りながら、切磋琢磨し競争する人物になってほしいのです。「そうぞう力」と「きょうそう力」があるからこそ、20人という少数精鋭を実現することができていると思います。工場見学も随時受け付けていますので、「モノづくり」が好きな人はぜひ来社してみてください。

業務内容

身近な場所にメイドインイエムラ

ステンレス製品の企画、設計、加工、製造、工事が主な仕事で、社内は五つの部署に分かれています。業務の範囲は宮城県を中心とした東北6県。ステンレス製品は、手すりや窓サッシとして使われています。営業部門が製品をゼネコンなどに提案や販売を行います。お客様の要望に沿って製品を設計し、材料を仕入れて加工、完成品を建物などに取り付る工事も請け負っています。製品は主にビル建築などに使用され、大手サッシメーカーやシャッターメーカーにも納められているので、駅やスーパーといった身近な場所でイエムラの製品を見ることができます。商品の販売だけではなく、要望に応じて施工工事やメンテナンスも行っています。

企業の特色・強み

選ばれる秘密は「高い信頼」

イエムラの一番の強みはお客様から「信頼」を得ていること。そのために常に「Q・C・D」を高めています。「Q・C・D」とは、クオリティ(品質)、コスト(価格)、デリバリー(納期)のことで、高い品質の製品を低価格で、期日を守って納めるということです。少人数でありながら、機能別の部署に分けているのはこのためです。部署ごとに分けることで各分野のエキスパートを育成し、作業の効率化を進め、高い評価の「Q・C・D」を達成しているのです。「信頼」を得ている理由はそれだけではありません。「地域密着」をすることで転勤をなくし、同じ社員が同じ顧客を担当しています。細かいクセなどを理解しているため、安心してメンテナンスを任せられるのです。

将来のビジョン

モノと「ヒト」をつくる会社

「人を育てる会社にしたい」と語る家村社長。現在、高校生の工場見学や地元大学生のインターンシップを受け入れているのも「人を育てる」ことの一環です。新潟や神戸から見学者が来ることもあります。もちろん社員の人材育成も進めています。イエムラの製品はすべて手づくり。技術や仕事の手法がすぐに変化するIT業界などと違い、仕事の手法は変わりません。それだけに、長い期間をかけて技術とノウハウを蓄積した「エキスパート」になるまで、社員を育てることができます。社員を一人ひとりを大切に育てることで、企業としても仕事の速度や効率、売上を伸ばすことができます。

わたしの出番!

今後は会社の経営も

わたしの出番!

家村 俊弘さん
営業部

私の仕事はゼネコンやメーカーへの営業です。外出した際に納品した製品を目にすると、「次もやってやるぞ」と力が湧き上がってきます。また、若手に仕事を教え、活躍してくれた時に喜びを感じます。社員一人ひとりが、お互いに支え合いながらチームワークを発揮している明るい職場です。
今後は営業以外にも、会社の経営にも携わっていきたいと考えています。そのために経営に関する勉強をしていきたいです。就職活動は受験勉強とは違い、点数がはっきり出るようなものではありません。良い結果が出ないこともありますが、自分のやりたいことがやれる企業から内定がもらえるように頑張ってください。未来の自分が輝けるように。

マイ・パートナー

ステンレス加工のマシン

マイ・パートナー

ステンレスを加工している様子

工場には大小さまざまな機械が存在しています。ステンレス製品の製造をしているイエムラにとって、加工するための機械は必需品。まさにマイパートナーです。ステンレス板の表面に溝を掘り、折り曲げるまでの作業工程で使用する機械は、溝を掘ることで「折り目」となり、ステンレス板を美しく曲げることができるのです。溝を掘る機械は「Vカットマシーン」と呼ばれ、折り曲げる機械は「ベンダー」と呼ばれています。できあがったパーツは自動ドアや掲示板、ビルの一部などさまざまな用途に用いられています。ほかにも、棒状のステンレスや板状のステンレスを使いやすいサイズに切断する機械やパーツとパーツを溶接する機械を導入しています。機械は仕事になくてはならない相棒なのです。

先輩の声

「最高にいい職場」

先輩の声

目時 傑さん
製造

「モノづくりがしたい」と思い入社し、現在はステンレス製の扉の製作を担当しています。職場の雰囲気は「最高にいい」です。みんなと仲良く仕事ができるので毎日が楽しいです。「ずっと残るような安全でいいモノをつくりたい」と思いながら仕事をしていますので、私が製作した製品は、朽ちることなくいつまでも残っていてほしいですね。

この記事を書いた学生記者

今回の取材を通し、「人間力を高めなさい」という家村社長の言葉が一番印象に残りました。今年から社会人になる私への言葉です。「社会に出たら、必ず誰かの力を借りることになる。その時に人間力が試される」。取材時のことを振り返ると、インタビュー中は私に対しわかりやすい言葉で説明し、帰りには家村社長自らの運転で送迎していただきました。多くのことを気遣ってくれる方でした。「最高にいい職場です。毎日が楽しいです。」と笑顔で話してくれた目時さんも印象的でした。会社としてチームワークが取れているからこそ出た言葉なのだと思います。そのチームワークや和をつくりだしているのが、家村社長の人間力なのだと感じました。「中小企業は家族」といった言葉を耳にしたことがあります。イエムラという会社は大黒柱となっている良いお父さんがいる家族です。今よりももっと人間力を高めていきたいと思います。何よりも人を思いやる気持ちを大切に。(鎌田 尭)