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東北ボーリング 株式会社
学術研究、専門・技術サービス業〔仙台市若林区〕

東北を支える「Earth&Water」

東北ボーリング 株式会社 東北ボーリング 株式会社

井戸の掘削から始まった東北ボーリング 株式会社。現在事業の柱は地盤調査と水事業で、調査してデータを提供するコンサルティングが主です。社員数は、パートを含め47名。仙台市に本社と水事業部を置き、青森、岩手、福島に営業所を展開しています。「地域社会に貢献する」を理念に掲げ、社会の、東北の力となる事業を数多く手がけています。担い手不足を憂いながらも、業界全体の発展を目指し行動する、実行力のある企業です。

所在地
本社 〒984-0014 仙台市若林区六丁の目元町6-8
Tel. 022-288-0321 Fax. 022-288-0318
http://www.tbor.co.jp/
代表者
代表取締役社長 大友 秀夫
資本金
4,600万円
創業設立年
1947年

(2016年2月取材)

好奇心と発想力

代表者氏名

左:代表取締役社長
大友 秀夫

右:取締役副社長
熊谷 茂一

好奇心を持ち続け、柔軟に物事を考えられる人であれば、皆さんに活躍のチャンスがあるでしょう。 私たちの業界のイメージは、「きつい」とか「汚い」とか、マイナスに思っている人が多いかもしれませんが、実際は、直接社会貢献ができるやりがいのある仕事です。井戸は電力がなくても水を汲み上げられることから、東日本大震災後、注目が高まっています。当社では震災より10年も前から、小学校に井戸の寄付を行っています。防災井戸としての役割のほか、子どものころから井戸を一つのツールとして身近に感じてほしいという思いもあります。この井戸を使って、田んぼをつくるなどしてくれているようです。これも社会貢献の一つだと思っています。このように、いろいろな角度から社会貢献を考えてほしいです。
コンサルティングというのは、かたちのない未知のものを提供するという難しさがあります。これをどうお客様に提案するのか、一人ひとりの発想を期待します。お客様と接することですから、人間性が見えますよね。普段の生活で身についたものが現れるので、学生の皆さんには、たくさんのことに興味を持って、前向きに取り組んでいてほしいです。教科書だけ完璧でも、仕事はそれだけではできません。
水と地盤は、すべての生活の土台になる、誰にとっても切り離せないものです。それだけに私たちの仕事は責任とやりがいがあります。人の生活を支えたい、東北に貢献したいという人には、必ずできることがあると思います。目標や夢を持って、人間性を磨いてください。夢は変わったって構いません。やってみたいという思いがあれば、それが態度やしぐさから伝わります。訴えるものがある人であれば、一緒に仕事をしたいと思いますね。ぜひ、私たちと一緒に東北を支えていきましょう。

業務内容

「地盤」と「水」の調査・開発

メーンは「ボーリング」と「井戸」。地盤や水の調査をして、その結果をお客様に提供します。建設関連業ですが、サービス業ともいえるでしょう。地盤調査に関しての依頼は9割が民間からですが、水事業は民間と自治体の割合がほとんど変わりません。温泉の開発も手掛けます。その依頼のほとんどは、スポーツジムやホテルなどの付帯設備としてのもの。井戸・温泉業務の流れは、まず水が出る場所を調査して、その後地質調査を行います。そのデータをお客様へ提供し、場合によっては施工も行います。メンテナンスにもさまざまなノウハウを持っています。
社内には技術部のほかに、営業や社内の管理部門もありますが、事業開発部では、新しい技術の開発を積極的に行っています。

企業の特色・強み

自信と革新

品質と安全に自信があります。高い品質を維持するため、業務中の社員教育とPDCA(計画・実行・評価・改善)を徹底しています。現場では事故が絶対に起こらないとは言い切れませんが、年1回の安全大会や事故の情報共有は欠かさず行い、資格取得の支援も行っています。確かな知識と技術、スキルアップを目指す熱意が、品質と安全を支えています。いいものを提供し続けることで、信頼を保つことができるのです。
社の独自性を出すため、イノベーションに力を入れます。新技術の開発と事業化です。井戸水による地上と地下の温度差を用いた、融雪技術を商品化しました。社の強みである井戸に付随した、他にない新たな事業です。新しい発想をかたちにしていく、向上心を絶やしません。

将来のビジョン

地盤と水の可能性開拓

水と地盤のフィールドで、社会貢献を続けることです。水と地盤を開発する事業は、自然環境にかかわることであり、自然災害から人の生活を守ることにつながります。そうした貢献は、復興の途上にある東北で、大きな意味を持つでしょう。
一方で、業界全体の将来を見据え、問題視しているのが担い手不足。所属する地質調査業協会では、地質と地質業界に関する解説本を制作しました。カラー写真と読み仮名で、小学生でも読みやすいつくりです。企業としては、工業高校に出向いて教育活動を行うなど、次の世代に繋げようと働きかけています。また、新しい技術の可能性を提案することは、業界全体の底上げに繋がります。これらの取り組みで業界を盛り上げること、そしてより大きな貢献をすることが使命です。

わたしの出番!

技術部の下の力持ち

わたしの出番!

阿部 桂子さん
技術部 調査1課

技術部でサポート業務をして15年になります。データ入力、採取した土の標本へのラベル貼り、報告書の製本など、依頼があれば何でもお手伝いします。製本とは、データを印刷して本にする作業です。200ページを超えるような報告書を完成させたときには、達成感がありますね。仕事をする中で大切なのは、優先順位をつけること。仕事が立て込む忙しいときには、社内の人たちとコミュニケーションを取りながら、やるべきことの順位を見極めます。
私のいる部署は、男性がほとんどですが、若い人が多いですね。みんな仲が良く、明るい雰囲気の中で仕事ができていますよ。
これからも、技術部員の負担が少しでも軽くなるようにサポートしていきます。

マイ・パートナー

私の道具缶

マイ・パートナー

道具箱
仕事に必要なものはすべてこの中。これさえあればどこでも行けます!

ディズニー柄の缶を、いつも机の上に置いている阿部さん。疲れたときは大好きなディズニーを見て癒されるそうです。仕事に必要なアイテムは、すべてこの箱に入っています。のり、はさみ、クリップ、目薬、それにオリジナルアイテムの「竹」です。5センチほどに切った細い竹は、製本作業で大活躍。指にはめ、紙にささっと折り目をつけるのだそうです。指で折るより素早く、指を痛めることもないそうです。紙を扱っていると手が乾燥してしまうため、ハンドクリームも入っています。この箱があれば、どこにでも仕事をしに行ける、まさにマイ・パートナーのようです。

先輩の声

地盤調査が仕事です

先輩の声

工藤 大祐さん
技術部 調査2課

大学では環境・土木系を専攻し、2014年に入社しました。地質部門の担当で、ボーリングによる地盤調査をしています。自分が調査をした場所で工事が進行していく様子を見ると、「仕事をした」という充実感が湧いて嬉しいです。一人でできないことは上司に相談していますが、いい関係を築けていて、仕事をしやすい職場です。体力勝負なところもあるので、休日は走ったり運動することが多いですね。

この記事を書いた学生記者

「イメージだけで会社を選ぶな」就職活動をしていると、よく耳にする言葉です。なんとなくかっこいい、重労働っぽいとか、確かに最初はイメージでとらえます。その想像が正しいかどうかを見極めることが重要なのでしょう。かっこよさの裏にはきっと底知れない努力があり、重労働の先には大きな達成感があるかもしれません。そもそもなんのために働くのか、働くことでどうなりたいのか、なにをしたいのか、自分の本心を見つけるのは意外と難しいものです。見つけた本当の思いと合致する企業に出会えたなら、一途に向かっていけるのだと思うのですが。
東北ボーリングは、言葉だけでなく確かに社会貢献を実行しています。そのような本質を、見失ってしまわないことです。きつい、きたない、きけん「3K」のイメージがあるのかもしれない、と心配する熊谷副社長。それだけでは判断できないものが、きっとここにあります。(濵田 佳那子)