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東北電子産業 株式会社
製造業〔仙台市太白区〕

東北でのものづくりにこだわる、東北から世界へ!

東北電子産業 株式会社 東北電子産業 株式会社

仙台市に本社を構え、利府町に工場を持ち、2017年には創業50周年を迎える歴史ある企業です。世界に誇ることのできる高い技術力を持ち、各分野でさまざまな実績をあげています。日本、世界を支える先端技術の明日を見つめ、高度な情報収集能力と技術者の視点に基づき、新製品の開発から受注製品製造など、顧客の多種多様なニーズに柔軟に対応しています。また、長年培われてきた知識を礎として、研究開発にも力を入れており、販売の場は海外にも及んでいます。

所在地
〒982-0841 仙台市太白区向山2-14-1
Tel. 022-797-1617 Fax. 022-211-1688
http://www.tei-c.com
代表者
代表取締役社長 山田 理恵
資本金
6,000万円
創業設立年
1968年
受賞歴
プラスチック成形加工学会 第1回技術進歩賞
第4回ものづくり日本大賞 東北経済産業局長賞
(社)発明協会『発明賞』
国土交通省『地域活性化貢献企業賞』 等

(2016年2月取材)

受け身ではなく挑戦の姿勢を!

山田 理恵

代表取締役社長
山田 理恵

当社は、もうすぐ創業50年を迎えます。商品営業はもちろん、設計、製造、研究開発、いわゆるものづくりの二本柱をメインとして、電子応用機器、各種産業用電子計測システム、レーザー制御機器、理化学機器などの開発、製造、販売、輸出入業務と、幅広い業務に携わっています。現在、「東北人のものづくり」にこだわり、東北を拠点として事業を展開しています。
高い技術力を持った社員が多く在籍しており、取引先からの信頼も厚いです。しかしながら、顧客の要望に応える製品を開発して提供することや、国外の優れた他社製品を提供することももちろんですが、これからはアイディア勝負の時代になってきます。指示されたものをつくるだけではなく、新しいもの、面白いものを生み出すことが必要で、そのためには若い人材の感性が必要不可欠なのも事実です。現在社内では、若い社員を中心に新製品開発プロジェクトを立ち上げ、さまざまな新しい試みに挑んでいます。そこで求められるのは、挑戦しようとする気持ちや活力です。若手社員の向上心ある姿勢は、企業全体を成長させてくれます。それだけに、自らの新しい感性でアイディアを生み出し、勢いを持って物事に挑戦しようとする能動的な人材を求めています。
また、海外での自社独自の製品PRや販売も重要な業務の一つです。もちろん、英語をはじめとする外国語が話せるに越したことはありませんが、私が大切だと思うのはコミュニケーション能力です。営業においては、いかにこの機器が素晴らしいかを「伝えられる」ことが重要なので、日々取り扱う分野に関しての勉強をし、成長を続けようとする人、そして機器の良さや思い入れを、熱意を持って伝えようとすることができる人に、ぜひ入社してほしいと思っています。業務に関わる知識は、入社してから勉強すればいいですので、採用にあたって理系、文系は問いません。

業務内容

専門的な知識を武器にした商品営業とものづくり

商社として大手メーカーの機器を売り込む商品営業と、いわゆる「ものづくり」といわれる商品の研究、開発および製造、販売が主な業務です。利府町にある事業所が、ものづくりの拠点となっています。主に「光」をテーマにした機器を多く取り扱っており、なかでもレーザー関係が得意分野です。大学の研究室や大手メーカーが顧客となるオーダーメイド品については、専門的な知識の豊富さを武器に、より高い質でニーズに応えられるように、話し合いや試行錯誤を重ねています。近年では自社の独自製品にも力を入れており、その技術力の高さでさまざまな賞を獲得しています。また、光る文字やイラストを葉にマーキングした植物「ルミリーフ」を、仙台の新しいギフトとして販売しています。

企業の特色・強み

東北でつくるということ

専門である光を扱う分野で、世界最高水準の技術を持ち、その技術力の高さだからこそ実現できる、ニーズに対するクオリティの高い対応は、企業の強みといえます。たとえ一品物だったとしても、要望があれば製品化する。顧客の声を反映させるために、開発段階から何度も話し合いを重ねることができるのは、地元に密着している中小企業ならではの強みとも捉えられます。その上、アフターケアもしっかりしています。技術者が一貫して機器を担当し、ケアすることができるのは、やはり大手メーカーにはできないことです。また、山田社長は「東北でものをつくる」ということにこだわっています。「東北人の真面目で誠実な仕事ぶりは世界に誇れる。東北でつくったものを世界に届けていきたい」と話します。

将来のビジョン

ものづくりからビジネスに

「指示されたとおりに製造して販売するだけでは、企業としては立ちゆかなくなる」と、中小企業の今後を考えている山田社長。「ものづくりは今後ビジネスになっていかなければならない」と、高い技術力を生かした企業の発展を模索しています。時代がどんどん変わっていき、中小企業も世界を見据えなければなりません。現在、韓国、アメリカ、中国、ドイツ、シンガポールなどに代理店を設けており、自社オリジナル製品の海外への販売を強化しているそうです。社長自ら営業とともに各地の展示会へと赴いています。創業時から掲げている「開発なくして成長なし」の言葉を胸に、部品づくりから製品づくりへ、東北から世界へ、会社のグローバル化を目指します。

わたしの出番!

挑戦させてくれる社風

わたしの出番!

津田 光太郎さん
東北工業大卒 技術部 設計技術グループ

山田社長は「社員一人ひとりが同じ方向に向かうことが大事」と話しています。そんな社風で、まだ入社3年目で、社内では若手である私は、社として初めてとなるアプリの開発に挑戦させてもらいました。現在どんなアプリが必要とされていて、なおかつどんなアプリを制作すれば企業として収益をだせるのか。市場調査からスタートし、実際にアプリの開発にいたるまで、勉強になることがたくさんありました。自分が挑戦してみたいと思ったことに、実際に取り組ませてもらえる環境はありがたいですし、今後のモチベーションにも繋がります。

マイ・パートナー

日々勉強!プログラミングの参考書

マイ・パートナー

プログラミングの参考書、バッグに入れて持ち歩き常に勉強しているそう。

津田さんのバッグの中を見せていただくと、プログラムの参考書となる月刊誌や、さまざまなメモ書きがされたプリントアウト資料がいくつも入っていました。「先輩社員の実力が高く、プレッシャーを感じることは少なくありません。自分もそんな先輩方に追いつきたいので、家に帰ってから勉強することも多いです」とのこと。日々の陰ながらの努力を感じさせます。プログラムの参考書には、専門用語や図式がぎっしり。とても私には理解できそうにないだけでなく、ボリュームのある内容です。しかし、社員一人ひとりがプロとして、高い知識を持たなければならないと、常に自分を奮い立たせて、入社時から勉強を続けているそうです。

先輩の声

地元でものづくりがしたい

先輩の声

津田 光太郎さん
利府事業所設計技術グループ

私は、仙台市にほど近い塩竃市出身で、東北工業大学の情報通信工学科を卒業後、この会社に入社しました。地元でものづくりに携わりたいと、この会社に決めました。職場には、東北人らしく黙々と仕事に励む人が多いですが、質問に丁寧に答えてくださったり、尊敬できる優秀な先輩が沢山いることで、自分も頑張らなければと思えます。

この記事を書いた学生記者

今回、自分は文系学部でありながら、主に理化学機器、電子計測機器等の研究、販売を行う企業の取材をさせていただきました。東北電子産業は、お客様のニーズに応える製品を提案したり、たとえ一品物でも要望に合わせた製品を話し合いを重ねてつくったりと、高い技術力を持ちながら、人と人とのつながりを大事にする、中小企業ならではの「寄り添う」事業スタイルを持っており、地元からの厚い信頼を感じました。しかしそのうえで、メーカーの受注品製造にとどまらず、自社製品の開発、販売にも大変力を入れており、これからの中小企業のあり方や成長を見据えた姿勢もとても印象に残りました。技術力の高さだけに固執するのではなく、市場調査から開発・研究、そして売り出しを行うという新しい技術者の姿を知ることができ、私が今まで持っていた研究・開発職のイメージがくつがえるような取材となりました。(三浦 侑紀)