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株式会社 TOHO
建設業〔仙台市太白区〕

人々の暮らしを支える技術を提供

株式会社 TOHO 株式会社 TOHO

携帯電話が日常生活に広く普及するようになり、今や誰もが所持している時代になりました。電車やバス、学校など、周囲を見渡せば、必ず利用者を見つけられます。私たちは主にメールやネットを経由し、他のユーザーと繋がっています。情報のやり取りは、目には見えない「電波」の送受信によって成り立っている事は周知の事実ですが、普段はあまり意識することは少ないのではないでしょうか。株式会社 TOHOは、このような「目に見えない」技術を、主に大手企業を顧客に提供している企業です。

所在地
〒981-1106 仙台市太白区柳生2-28-4
Tel. 022-302-3305 Fax. 022-302-3306
http://www.toho104.com/
代表者
代表取締役社長 早川 英雄
資本金
1,000万円
創業設立年
1973年

(2016年2月取材)

求む!「TOHOらしい人」

早川 英雄

代表取締役社長
早川 英雄

当社が求めている人物像は、大きく分けて四つあります。
「明るく社交的」、「熱心で探求心旺盛」、「誠実で寡黙」、そしてあと一つが「TOHOらしい人」です。この「TOHOらしい人」というのが、一体どんな人を指すのかを、少し考えてみてください。すごく優秀で、運動ができて、誰とでもコミュニケーションが取れる、そんな素晴らしい人が当社に面接を受けに来たとします。世間的にはウケは良いかもしれません。しかしその人が入社後にうまくやれるのか、という事までは分からない。では一方で、前者とはまた違った感じで、あまりスマートではないものの、どこかしらお茶目な雰囲気を持つ人が面接を受けに来たとします。おそらく私は「TOHOで営業マンになったら面白そう!」と、面白さを見い出します。
「TOHOらしい」とは、要するに会社の雰囲気に合っている人と考えています。もしも前者の人が、不採用の理由を聞いてきたならば、私は残念ながら「TOHOらしくないから」とお答えいたします。
採用において学歴や成績は重要視していませんし、その人の人格を否定している訳でもありません。あくまでも感覚的なものですね。ですから、他の会社では不採用になっている方でも、当社では一生懸命働いてくれています。完璧な人ではなく、どこか抜けた感じがあったり、愛嬌がある人と一緒に仕事をしたいです。学生時代に基礎ができている人は、入社しても業務において光る所があると信じています。
また当社では、入社する社員は殆ど知識ゼロの状態からスタートを切ります。事務員も、現場の作業員もです。彼らは先輩から教えてもらい、一から業務を学んで、少しずつステップアップしていくのです。ですから当社では、専門的な知識や経験がなくとも働くことは可能です。
ぜひ一度、面接を受けに来てください。もしかすると「TOHOらしさ」を持っているかもしれませんよ。

業務内容

目には見えずとも

「無線通信に携わる全業務」および「通信工事に携わる一般業務」が主な業務内容です。具体的には、携帯電話基地局での付線作業、家庭用ソーラーパネルの設置、高速道路インターチェンジなどでのETCの装置取り換え、鉄塔上への給電線敷設作業などです。作業場所や内容は業務により、多岐に渡りますが、簡潔にいうと、これらは「ケーブルを繋げる仕事」になります。あくまでもイメージとして例えるならば、電信柱は何本ものケーブルを介して、さまざまな場所へと電気を送っています。この電信柱の取り付け・整備を行っているのがTOHOです。「共育ち」をモットーに、先輩社員が後輩に全ての技術を指導し、安心・安全を守りながら作業に取り組んでいます。

企業の特色・強み

雰囲気は良好。アットホームな社風をつくるのは「全員ミーティング」

TOHOは社員教育に力を入れています。月に一度、丸1日を使用して、全社員27名でミーティングを行います。ここでは「仲間力の強化と、技術力・人間力を高める」ことを目標に、さまざまな講習や勉強を行います。その中には営業車の点検もあります。この点検は、現場の人間だけではなく、手が空いていれば事務の社員も行います。仕事の内容に線引きをせず、協力会社の課題や、現場で働く社員の抱える問題点を、社員全員で共有しています。このミーティングでは、オリエンテーションとしてバーベキューや芋煮なども行われ、社員のモチベーションの向上に繋がっているそうです。歳が離れている社員とも、遠慮せずに話しあえる関係性をつくる土台にもなっています。

将来のビジョン

暮らしの温度差をなくしていきたい

従来行っている建設事業は6、7割にとどめ、残りの3割で「ものづくり」を行っていきたいそうです。人々の暮らしが便利になる「もの」を街に取り付け、設備までTOHOが行うといった、自社開発の強化を進めていく考えです。「詳しいことはまだ明かせません」と早川社長。ですが、「人に関わる通信のもの」と「田舎に関わる電気のもの」を作っていきたいとのこと。「田舎に関わる電気のもの」に関しては、「例えば田舎の方は、街灯が少なく夜間に不便な思いをする事がよくおありではないでしょうか。そこで当社の出番なのです」と話します。実物も効果もはっきりと確かめづらい電気通信という現在の形とは違い、「はっきりとわかる形で人々の生活を明るく灯していきたい」そうです。

わたしの出番!

社員の交流も多く、人間関係は良好です

わたしの出番!

井上 菜津美さん
総務・経理担当

社員数が少ないということもありますが、当社は平均年齢が28.9歳と、年齢層が非常に若い会社です。月1回の社内ミーティングでの交流もあり、親子ほど歳が離れていても、社員同士の仲は非常に良好です。私は趣味でバンド活動をしているのですが、休みの日に仲間たちがライブを見に来てくれる事もあります。普段は現場に出ている社員とも、こういった所で関わりを持てています。就職活動に挑む学生のみなさん、ぜひ「絶対にぶれない一本の軸」を持ってください。自分のアピールポイントの一つになりますし、就活がぐっと楽になります。私の軸は、地元の福島に戻らずに「仙台に住み続ける」事でした。おかげで自分の望む仕事に就け、利便性のある暮らしができています。

マイ・パートナー

これがあれば、どこでも仕事ができます!

マイ・パートナー

スマートフォン、手帳、名刺入れ、ペン

早川社長が仕事をする上で欠かせないマイパートナーは四つ。手帳、スマートフォン、ペン、名刺入れです。ビジネスマン必携のこれらのアイテムは、何の変哲もないように思えますが、実は早川社長にはこだわりがあるのです。それは全てがオレンジ色で統一されていること。「オレンジが好きなんです。お気に入りのものを身に付けていれば、仕事のモチベーションもがあがるでしょう」と早川社長。取材時に胸に付けていた、可愛らしいモチーフのブローチもオレンジ色でした。

先輩の声

3年目でも学習の日々。吸収するのが楽しい!

先輩の声

井上 菜津美さん
総務・経理担当

普段の業務は、現場作業員の日報の入力、お客様の応対、見積もり書作成、広報、ホームページやパンフレット作成などです。もともと挑戦をするのが好きな性格なので、できない作業があってもすぐには諦めず、知識を身に付けていくよう心がけています。学校では事務を学んでいて、電気工事の知識はありませんでしたが、早川社長の人柄に惹かれ「ここで働きたい」と思い、面接や企業訪問をして入社したんです。

この記事を書いた学生記者

大学では日本文学を学んでいたという早川社長。先代からTOHOを継ぐまでは、スーパーで勤務されていたとのこと。なぜ職種が全く異なる業界に飛び込もうと思ったのでしょうか。「電気事業工事は、確かに自分にとって未知の世界でした。しかしやってできない事はないだろうとも思ったのです。会社を畳むという父を止め、この業界に飛び込みました」と話す表情は朗らかで、苦労を感じさせませんでした。私も社長と同じく日本文学を学んでいますが、どこかで「将来は今学んでいる事に沿った道に進むべきだ」という固定観念を持っていました。しかし今回の取材を経て、無限にある選択肢を、自ら無意識に狭めていたことに気づきました。
さらに井上さんの「就職活動では、まず大企業に目を向けがちです。小さな企業にも目を向けてみてください」という言葉が強く残っています。私は2年後、どんな道を歩んでいるのでしょうか。漠然とした不安が、自分の中でわくわくとした楽しみに変化したのを強く感じました。(葉坂 真奈美)