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株式会社 建築工房零
建設業〔仙台市泉区〕

「地球と暮らそう」―健やかな暮らし創造業―

株式会社 建築工房零 株式会社 建築工房零

株式会社 建築工房零は、その事業を「健やかな暮らし創造業」と定義していて、環境にやさしく自然素材の家づくりをしている会社です。自然由来のエネルギー、ペレットや薪のストーブの販売や自然と触れあえる「ゼロ村」でのアクティビティなど、「地球と暮らそう」のコンセプトで環境問題の解決に向けたさまざまな事業を展開しています。
社屋は木をメインに、また社員は男性も女性も分け隔てなく、温かでフレンドリーな雰囲気。女性の結婚、出産にも会社がしっかり理解を示して配慮するから、女性も働きやすい職場です。

所在地
〒981-3121 仙台市泉区上谷刈6-11-6
Tel. 022-725-2261 Fax. 022-725-2262
http://www.zerocraft.com
代表者
代表取締役 小野 幸助
資本金
2,000万円
創業設立年
2005年
受賞歴
2009年 第7回「真の日本のすまい」提案競技 国土交通大臣賞 受賞

(2016年2月取材)

社会貢献の意識と志がある人材を。きっちり教育、たしかな責任

小野 幸助

代表取締役
小野 幸助

私は社会のために役に立とうとする気持ち、つまり社会に貢献する意識を社員に持ってもらいたいと思っています。家づくりを通してお客様の暮らしをつくり、さらにお客様の「健やかな」人生もつくる。それだけではなく、化石燃料ではない木質ペレットを使用する、ペレットストーブを一つの例とするような循環可能な機器を使用することで、CO2を1軒あたり1トン、10軒で10トン削減できます。こうして次世代の環境も守っていく。これが建築工房零の社会貢献の意識です。家づくりは責任がとても重い仕事ですが、社員が社会貢献をする意識を持てば、仕事の中で充実感につながると思いますし、社会と関わることでそれぞれの人生を豊かにできるでしょう。もちろん、「かっこいい建築をつくりたい」という夢を持って来てくれる人材も歓迎します。しかし、例えば「美しい街並みをつくっていく」とか、「長く使われる建築を通じて地球環境を改善していく」とか、夢から一歩さきに進んだ意識、夢の先にある「志」を持って仕事してもらいたいと思っています。
どんな人材であれ、必ずものすごい時間とエネルギーとお金を使って責任をもって教育しています。「自分探しをしたい」といって会社を辞める人がいますが、それでは責任を果たせない。自分というのは探すものではなく、作り出すものだと思いますし、それが私が望んでいる社会貢献の意識に繋がると思っています。
当社の社員は全員学ぶことに一生懸命な人ばかりです。社内研修は、技術的なものはもちろんですが、独自に「社内塾」というものも開いているのです。これは、部署間をまたいだチームで課題をクリアしながら、自身の目標を達成していくというもので、これまで6期行ってきました。どの研修や社内塾を見ても、お互いに教えたり教えられたりしながら進めているので、社員同士の仲は良いようです。

業務内容

「健やかな暮らし創造業」。環境いちばんの建築、家具販売

建築工房零は、事業定義という言葉で業務内容を説明しています。それは「健やかな暮らし創造業」。物質的豊かさだけではなく、「健やかな暮らし」ができる建築や家具の設計・販売、さらに自然の暮らしを体験して頂くアクティビティを行っています。小野さんは、「つくりたいのはこだわりの家ではない」と強調します。わざわざ石油から作った塩ビを使って壁を作るのでなく、何千年も前から日本にある土で塗り壁を作る。自然素材の「当たり前の家づくり」が建築工房零の建築のモットーです。また、ペレットストーブの普及促進、販売などを通した環境への配慮も事業を通して手掛けています。もちろん社内の暖房器具もペレットストーブ、社用車の燃料もてんぷら油と、CO2削減を実践しています。

企業の特色・強み

当たり前の家をつくる、みんなで会社をつくる

木材を基調にし、暖房はペレットストーブ・薪ストーブだけといった、見た目にも肌にもとても温かな社屋。これは建築工房零が続けてきた家づくりの姿勢であるだけでなく特色です。わざわざ化石燃料を使って環境を壊してまで家を造らなくても、もともと日本に当たり前にあった天然素材を使って当たり前の家を造ること。それが他のハウスメーカーと比べても、大きな強みといえるでしょう。
また社員の松本さんは「イベントが多いこと」も特色と話します。家を建てたお客様はもちろん、これから建てるお客様、さらに社員も一緒に、社屋の1階にあるカフェで頻繁にイベントを開くといいます。お客様と社員とがつくるアットホームな雰囲気も建築工房零ならではの特色のようです。

将来のビジョン

「零さんがいてくれなきゃ困る」。暮らし、地域に目を向ける

泉ヶ岳に開いた「ゼロ村」で馬やヤギにふれあい、土や草木と暮らせるアクティビティを深めたい。山形県や岩手県などにも支店を開いて地域を盛り上げたい。暮らしを良くし、地域を良くし、社会を良くし、環境を良くする。そんな思いを込めて小野さんは、将来は地域から「零さんがいてくれなきゃ困ると言われること」を目標に掲げています。
さらに東北の将来も見据えているのです。東北6県に若者を定着させて、地域で人材を回せるようにするということも。「若い人材の循環は、エネルギーと同じ」と小野さん。地域でエネルギーをまかない循環させ、地域のなりわいを成り立たせることを「中小企業の使命」として、実現に向けた取り組みも始めています。

わたしの出番!

お客様の笑顔が仕事のやりがい。働きやすさが毎日の楽しさに

わたしの出番!

増子 友美さん
運営企画本部 総務・経理チーム

今、私は運営企画本部の総務・経理チームで仕事をしています。毎日やりがいを感じていますが、一番はお客様に家を引き渡した時。普段は事務が中心で、家づくりに直接は関わりませんが、私の仕事が他のスタッフの役に立ち、最後はお客様の喜びにつながることを実感できるからです。
社内は社員同士がフレンドリーで、男性社員も女性に理解がありますし、分け隔てなくコミュニケーションをとっているので人間関係も良好で毎日の楽しさに繋がっています。約四十名いる社員のうち女性は10名。しかも、結婚後に職場復帰した人や、子育て中の人も多く、ここではこうした家族に対しても気遣いがあって、女性の力を十分に生かせる会社だと思います。

マイ・パートナー

松本さん愛用の関数電卓。16才からのマイ・パートナーだ

マイ・パートナー

マイ・パートナーは関数電卓 9年間、勉強と仕事を支える相棒

僕は建築事業部技術部で働いています。昨年までは監督として現場に出ていましたが、現在はお客様との打ち合わせをして家づくりをサポートすることがメインです。仕事に欠かせないマイ・パートナーは「関数電卓」。家の見積もりを作成するときや、家づくりの現場で材料の長さを測るときに使います。難しい計算でもすぐに答えを出してくれるから本当に便利で、仕事に手放せないですね。
実はこの関数電卓を16才から使っているんです。僕は工業高校に通っていたのですが、そのときに貼ったアニメキャラクターやクッキー缶のシールが、まだ裏に残っているんです。この電卓は何度か失くしかけたのですが、壊れるまでそばに置いておきたいと思う仕事のマイ・パートナーですね。

先輩の声

仕事はやりがいも責任感も大きい。「社会に感謝と貢献をして働いて」

先輩の声

松本 健治さん
建築事業部技術部

小さいころの僕の夢は大工でした。高校生の時に本格的に建築業界を目指し、大学卒業後に入社しました。今はお客様が喜ぶ姿にやりがいを感じていますし、それ以上にお客様にとって一生に一度の家づくりであるだけに責任も感じています。仕事の楽しさと大変さは、学生時代にはまだわからないかもしれませんが、社会に出たら自分のやるべきことが分からずとも、社会に感謝と貢献していくことを意識して、一生懸命に働いてほしいです。

この記事を書いた学生記者

家づくりの中で自然を尊重し、将来の環境を守っていこうという企業の思いが伝わりました。それは社屋を見ても分かるし、小野さんをはじめ社員のみなさんが一貫してその意識を持っていることが、話から感じられたからです。以前、建築工房零さんの「ゼロ村」にお邪魔させていただいたことがありました。そこで馬とふれあい乗馬体験をしたり、ハーブティーをいただきながら牧場長とお話したり、とても和やかで自然が溢れる時間を過ごしました。家づくりだけでなく、アクティビティの中で企業の思いを私たちにストレートに伝えてくれました。
今回、建築工房零のみなさんは、温かな雰囲気で私たちを迎えてくれました。この場を借りて、感謝いたします。ありがとうございました。木をメインにした職場でペレットストーブで暖をとりながら、みなさんがフレンドリーにアットホームに毎日のお仕事に当たっているからかもしれません。素敵な職場で、私たちも笑顔で取材ができました。(越田 健介)