WISE:Work-style Information by Student's Eye

新プロジェクト「WISE」始動!
学生による学生のための
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ハリウ コミュニケーションズ 株式会社
製造業〔仙台市若林区〕

地域活性化のためのプロデューサーへ

ハリウ コミュニケーションズ 株式会社 ハリウ コミュニケーションズ 株式会社

カタログやパンフレットなどの印刷のみならず、お客様に寄り添い、意見・要望にしっかりと耳を傾けながら、広報計画の立案から実施まで、ベストな提案を行います。企業にとって大事であることは、目先の利益ではなく、長く求められるということ。無くてはいけない存在になるためには、地域が抱える問題を解決へ導くかけ橋になることです。まちづくりや人材育成など、広い視野で問題を見つめなおし、地域との関係を重視した印刷業の新たなビジネススタイルの確立を目指しています。

所在地
〒984‐0011 仙台市若林区六丁の目西町2-12
Tel. 022-288-5011 Fax. 022-288-7600
http://www.zundanet.co.jp/index.html
代表者
代表取締役社長 針生 英一
資本金
4,600万円
創業設立年
1936年
受賞歴
2002年 「電波の日」東北総合通信局長賞
2012年 「いきいき男女・にこにこ子育て応援企業」最優秀賞

(2016年2月取材)

必要なのは二つの「ソウゾウ力」

針生 英一

代表取締役社長
針生 英一

みなさんの世代は、改札ばさみを手にした人が駅のホームで切符を切る光景を目にしたことがありますか。現在はすでにその姿はなく、自動改札機がスムーズな通行に役立っています。また、高速道路で料金所に立つスタッフも、今や機械がその役割を担う時代に。このように、ロボットが普及したことで暮らしが便利になりました。科学の発展は日進月歩で変貌をとげ、今後はより一層、機械が働く姿を目にすることでしょう。豊かな生活ぶりが想像できますが、これは人間の仕事が機械にとって代わるということです。一昔前の世代の人々は、きっと想像もしなかったでしょう。時代の流れと共に生活の環境も変わり、求められるニーズも変化しているのです。
そう肌で感じたのは20年前のこと。当時はコンピューターが爆発的に普及し、情報発信がインターネットの普及でメジャーになり始めたころです。情報発信の形態が、チラシや看板からインターネット媒体に移り変わっていきました。「若い人たちだけでなく、高齢者にとっても生活の中でIT活用は必要」と考え、今から20年前に高齢者をターゲットにしたパソコンボランティアの団体とコラボし、「地域情報化」のプロジェクトに参加しました。この取り組みによって、情報弱者がパソコンを使っていくうえでどう困っているかというニーズを吸収。結果としてそこからさまざまな仕事を創り出すことができました。この例からも企業には新たな発想を生み出す「想像力」と「創造力」が必要で、当然社員にもそれが求められます。社会の変化に応じて変えるべきものは変え、守るべきものは守る姿勢が大事です。

業務内容

共に考え、共に喜ぶ。お客様と二人三脚で取り組む姿勢を大切に

これまでは、お客様から原稿をお預かりしてデザインし、要望に沿った印刷物が作成されてきました。現在は、企画・取材・編集する仕事が増え、お客様が気づかれていないところまで提案し信頼を得ているそうです。また、SNSやホームページの企画制作などデジタルでの情報発信の仕事もかなり増えて来ています。
「大事なことは、お客様のニーズを良く知ることで、より良い提案ができるだけでなく、信頼関係の構築に繋がる」と針生社長。内容によっては、お客様の先にいるお客様(エンドユーザー)のニーズを先取りすることで、ともに課題を解決するパートナーとして寄り添うことが大事だと考えています。

企業の特色・強み

どうして印刷会社が?型にはまらない考えが明日を創ります

事業内容は多岐にわたりますが、まちづくりや人材育成など社会課題の解決は、最も得意とする分野です。地域社会との関わりを強めることが重要と考え、長い時間をかけて取り組んできたそうです。そのなかで特に注目を集めているのがキャリア教育による人材育成。キャリア教育とは、次代を担う子どもたちが、働くことを通じて社会と関わり、自立して生きていくことを学ぶ教育プログラムです。ハリウ コミュニケーションズでは、2005年より本格的にキャリア教育分野に乗り出し、地域、学校、教育委員会などと連携してプログラム開発や仕組みづくりを行ってきました。「なぜ印刷会社が?」と疑問に思えるプロジェクト。しかし、印刷会社だからと型にとらわれず、新たなビジネスを展開する姿こそが、全国の印刷会社でも類を見ない特色となったのです。

将来のビジョン

地域との繋がりをこれからも。社員一人ひとりの心掛けが第一歩に

キャリア教育やまちづくりなど、現在に至るまで地域との関わりを重視した活動を行ってきました。会社の将来あるべき姿を思い描いてみても、その姿勢は今後とも変わりません。目標は、地域から必要とされ続ける存在であること。毎日歯を磨くことが日課であるように、日々地域に目を向けることが自然な行いであってほしい。針生社長の願いは、地域の問題を解決するために「常に仕掛ける側でいたい」ということ。一人でも多くともに地域の活性化をプロデュースする“仕掛ける側”の人材育成を行っていきたいそうです。

わたしの出番!

育児も、仕事もあきらめない!二足のわらじを履きこなします

わたしの出番!

志子田 紀美江さん
企画産業部企画生産課

チラリ、つい時計に目を向けます。その理由は、18時になったら子どもの迎えに行かなければいけないからです。仕事と育児の両立は、周囲の社員の手を借りることで成り立っています。社員は四十名ほどですが、女性は両手で数えられるくらいの人数です。男性が多いと女性が働きにくいイメージがあるかもしれませんが、そんなことは全くなく、ひと言でいえば性差を感じない職場だと思います。社内は全体を見渡せるワンフロアで、辺りの様子がすぐ感じられる環境です。部署ごとに壁がないことで、社員同士の心の壁もなくなっているように感じますし、困ったときには「どうしたの?」と駆け寄ってきてくれます。お互いの事情を理解して協力し合えるから、安心して仕事ができる環境ですね。

マイ・パートナー

大切な場面にこそ、お気に入りのものを。必須アイテムは名刺入れ

マイ・パートナー

名刺入れ
早坂さんにとって、名刺は欠かせないアイテムだ。

社会人に欠かせないアイテムのひとつに、名刺があげられます。初対面の人に名前を覚えてもらう機能を果たすことはもちろん、相手と繋がるためのコミュニケーションツールとしても手放せない存在です。最近買い変えたという、革製で柔らかな触り心地の名刺入れを手にした早坂さんは「素材がお気に入り」と目を細めます。物腰穏やかに話す持ち主に似つかわしい、落ち着いた色合いが特長的。物自体から持ち主の特徴がうかがえることも面白いところ。以前使っていた名刺入れは、「ボロボロになるまで使い込みました」と早坂さん。前の名刺入れに負けないくらい、新しい名刺入れも仕事のパートナーとして活躍する事でしょう。

先輩の声

“好き”を仕事に。後輩へ送るメッセージ

先輩の声

早坂 美優紀さん
連携推進室

外出先や旅行先で見つけたパンフレット等の印刷物は、参考に持ち帰っています。少しでも仕事の質を高めたい気持ちは、好きな事と仕事が重なっているから。絵や本が好きで、中学生から紙でメッセージを伝える仕事に就きたいと思っていました。早い時期から夢があったことで、友達から羨ましがられたこともあります。やりたいことは待っていても見つかりません。興味のあることから問口を広げて、好きなことを仕事にしてほしいと思います。

この記事を書いた学生記者

「餅は餅屋」ということわざがあるように、それぞれの分野はその専門家に任せることが一番良いでしょう。しかし、取材を終えて感じたことは、餅屋だからといって餅だけを売っていたのでは時代遅れだということ。取材で見えたことは、目先の事だけに囚われない“一歩先を読む”重要性。ハリウ コミュニケーションズは、印刷だけではなく地域との関わりを深めたことを発端として、地元の人々から求められる存在へとなったのだと感じました。また、社会活動の推進に向けた取り組みは、社員を会社の外で活躍させるという新たな育成の場に繋がっています。一人ひとりが成長する機会を設けている点や、実際に社員の方から「新入社員でも、意見があればキチンと耳を傾けてくれる」といった仕事場の働きやすさを耳にし、新しいことに取り組みながらも大切なことを見失わない姿勢に魅力を感じました。(加藤 里香)