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マルヒ食品 株式会社
卸売業、小売業〔その他地域〕

食べる喜びを伝えたい。地元を「食」で支える食品会社

マルヒ食品 株式会社 マルヒ食品 株式会社
所在地
〒989-4102 大崎市鹿島台本間塚宇西沢172-1
Tel. 0229-57-1330 Fax. 0229-57-1333
azi-sai.com
代表者
代表取締役 阿部 幸也
資本金
4,200万円
創業設立年
1960年

(2017年8月取材)

阿部 幸也

代表取締役
阿部 幸也

互いに支え合える企業を目指して

マルヒ食品 株式会社のコンセプトは「経営者・利用者・職員3方よし!!」です。現在、介護施設では人手不足が深刻化しています。職員は介護に加えて、朝・昼・晩、3食の調理をしなければならず、休憩をとる暇もありません。そこで、温めるだけでおいしく出来上がる食事を配送し、少しでも職員の負担を減らすためのサポートを行っています。それによって利用者は、毎日別の献立を安定した味で受け取ることができます。加えて職員の手間が省けることで、より質の高いサービスを提供することが可能となります。施設の経営者も、厨房設備や調理師を雇う費用が減り、運営に余裕が生まれる仕組みです。
また、地域密着度が非常に高い会社です。地元の農家と連携し、互いに利益を生み出す工夫を行っています。支援学校の生徒に食材の加工を手伝ってもらい、職業体験の場を与える活動も行っています。このような地域との連携が、長く信頼される会社へとつながっているのです。

採用情報
※ 直近の採用人数
2016年 3名
2017年 0名

事業内容 目で見て、舌で感じて、楽しい食事を

主な事業は、学校給食と介護施設・在宅向け配送サービス、自社ブランド品の開発です。学校給食は通常、メーカーで生産したものを栄養士が選びます。しかし、マルヒ食品には自社工場があるため、味やバランスといった栄養士の細かいニーズに対応できます。「子どもたちにとって、食べることは味を楽しむ、食文化を学ぶ、性格や感情を作るために大切な習慣です。そのお手伝いをしたいのです」と社長は強い意気込みを語ります。介護施設や在宅向けの配送では、高齢者が何歳になっても食べる喜びを味わえる献立に仕上がっています。簡単に、3食飽きずに食べることができる工夫も大切です。飲み込みが難しい人には、ムース食も提供しています。たとえムース食でも、一つひとつ味の付いた、形のあるもの食べて欲しいそうです。作った食品はすべて、作った時においしいのではなく、食べる時においしいと言ってもらえるように日々努力しているのです。

将来のビジョン お客様のニーズを形に変える

少子高齢化が進む中、介護施設の利用者や、在宅で一人暮らしをする高齢者が増加していくため、介護食や在宅食に力を入れていきたいです。ここで重要なのは、配送方法と求めやすい価格設定。事業を拡大していくためにも、工場や従業員を増やし、サービスの方法を多様化していく必要があると思っています。また、高齢者と直接関わりを持っている施設の職員や社会福祉協議会、ケアマネジャーとの意見交換や協力によって、より質の高いサービスを行いたいと考えています。そして、常に現場の声に耳を傾け、お客様に寄り添った事業を展開していきたいです。
学校給食は今後も継続していきますが、自社ブランド品の開発にも積極的に取り組んでいきます。重要なのは、地元の食材を取り入れつつ、その食文化を感じてもらうこと。また、一人暮らしの若者や、忙しい社会人などの多様なニーズに応え、多くの人に喜ばれる商品を作り続けたいですね。

求める人材像 求めるのは、日々、成長し続ける心

私が求めているのは、好奇心があり、自ら進んで行動ができる人です。どんな仕事でも、毎日同じような仕事をこなす必要があります。しかし、その同じような仕事をすることが、同じではないこと。これはとても難しいことです。昨日より今日、今日より明日と新しい発見をしながら、責任を持って取り組まなければなりません。例えば、お弁当を詰めるにしても、楽しみながら、自分なりに工夫して仕事ができる人には可能性を感じます。「仕事」と「作業」は決定的に違います。「作業」は指示されたことをそのまま行うことです。そこには何の発見や成長も見られません。「仕事」は、今行っていることが何のためにあるのか、次はどうしたらより良くなるのか、考えながら行うことです。そのように向上心をもって「仕事」をしてほしいです。
企業は、時代や状況に合わせて変化していきます。会社が変われば業務内容も変わります。仕事が変われば、人も変わらなければなりません。常に先を見て、会社と一緒に成長できる人であってほしいと思います。

求める人材像

新しい発見をしながら仕事に取り組む

ポイント
  • 好奇心
  • 向上心
  • 素直さ
  • 責任感
  • 成長できる人
WISE記者の企業体験記

お客様にお弁当を届けます

冷凍弁当のピッキングを行いました。作業の手順としては、段ボールを組み立てて、弁当を冷凍庫から運び、段ボールに解凍の仕方の説明書を一緒に詰めて封をし、配送先の住所が依頼書と合っているかの確認や、配達する人がどこに運ぶものか分かりやすいようシールを貼ります。
今回は2種類の弁当のピッキングを行いましたが、それぞれ詰め方に違いがみられました。スポーツジム用の弁当は、配送する際に容器が破損しやすいため、弁当一つひとつを気泡緩衝材で包んでいます。マルヒ食品では、弁当の容器を冷蔵庫に入れやすいように、薄いものを使用しているためです。一方、介護食の弁当は気泡緩衝材などで包まずに段ボールに詰めます。高齢者の方が開けやすいようにシールのみを貼り、電子レンジで温めて剥がしやすくしているなど、誰かの力を借りず一人でも食事がとれるように、手間がかからないよう工夫されていました。
弁当によって詰め方も変えている事に驚きました。お客様が食事をする際の事を考えると、弁当の製造だけでなく詰め方にも配慮が必要であり、食事をする人への思いやりがさまざまな工夫に繋がっているのだと思います。
一連の作業はクリーンルームのなかで行いました。作業中、段ボールにゴミが入らないようにするためや温度変化で商品が劣化しないように、温度管理を行いながら衛生さを保っています。
機械ではなく、手作業で行うことで、お客様に安全と楽しい食事を届けられているのだと、体験を通して改めて実感しました。

企業体験記 企業体験記 企業体験記
ここが知りたい

商品にはストーリーがあります

今回は、マルヒ食品で製造されている商品について知りたいと思い「鳴子ちゃんこ鍋」について詳しくお話を聞かせていただきました。「自分たちのつくった野菜を供給・認知してもらう場所がない」という地元の農家の方の一言から生まれた商品が、宮城の地元の味を楽しめる鍋でした。2016年に発売され、地元の味を楽しめるお土産として、百貨店でお歳暮として販売されたり、大崎市のふるさと納税返礼品として取り上げられています。商品化する上では、スープを凍らせた状態で入れ、その上に具材を乗せ、食材が乾燥したり、バラバラにならないようにゼラチンを乗せる工夫がされていました。
鍋というと、いろいろな食材を使用した料理のため、大勢で食べるのが一般的かと思いますが、一人で生活している人でも楽しんで、毎日の食事として取り入れ、食べられるのがこの鍋の特徴です。
商品にはそれぞれにストーリーがあります。今回、試食させていただいた「鳴子ちゃんこ鍋」は、東日本大震災で鳴子に避難していた方々に、横綱白鵬が所属する宮城野部屋の方たちが、炊き出しとしてちゃんこ鍋を振舞ってくださった想いを鍋にしているとの事でした。大崎地方の食材をたくさん使用し、大崎では発酵食品を大事にしていることから麹を使用したり、鳴子温泉のお湯をイメージしてスープを白色にしているそうです。こうした商品にまつわるストーリーを、お客様に伝えることも大切な一つの仕事だそうです。

ここが知りたい1

鳴子ちゃんこ鍋

先輩の声

食品と福祉の仕事に携われる仕事です

伊藤 有輝(イトウ トモキ) 企画開発課

現在担当している業務は、お弁当や食材の出荷業務、細菌検査です。
マルヒ食品を知ったきっかけは、東日本大震災の時に余剰在庫を販売していて、その商品を購入した時ですね。もともと地元が鹿島台で、会社が近いことや、食品と福祉に関係する仕事に興味があったので、ここしかないと思いました。以前は職種の違う仕事に就いていましたが、実際に興味がある仕事をしてみると、仕事に対する姿勢やモチベーションが全然違うなと実感しています。
仕事では事務作業も多くあって、学生時代からExcelが苦手で勉強をしないでいたのですが、今では仕事に欠かせないので、勉強して資格として持っておいたら良かったなと後悔してます。
就活をする上では会社の求める人材と、学生の入りたい会社のマッチングが重要だと思います。会社に対して期待やイメージを持っているかと思いますが、実際にはどんな作業をしているのか、自分の持つ資格が生かせるのかを知ることで、ミスマッチをなくせると思いますね。興味のある会社のインターンに参加して、社員に積極的に質問をし、自分により合っているなと思える会社に入社して欲しいです。

先輩の声

伊藤 有輝 企画開発課

伊藤さんのオフショット

お酒が好きです。そのなかでもカクテルが好きで自分で作ったりもしてます。特に好きなのは、カルーアミルクとモヒートですね。友人にお酒に詳しい人がいて、学生の時にカクテルの作り方を教えてもらいました。グラスに氷を入れて、フルーツリキュールとジュースを混ぜて完成です。最近はレシピを参考に作ったりしてます。社会人になってからは仕事もあるので、お店よりも家で自分が作ったカクテルを飲むことが多いですね。仕事で疲れた後のお酒はやっぱり格別です。

●●さんのオフショット

伊藤さん自家製カクテル

伊藤さんの1日

8:30出社
朝礼、掃除(分担された場所)
9:00出荷業務
10:30お弁当の出荷業務(ピッキング)
12:00昼食
13:00 
16:00翌日のお弁当の出荷データをパソコンで印刷、箱に入れる送り状も印刷
16:00細菌検査(出荷しているお弁当の検査)
17:00退社

取材の感想

安達 琴乃 安達 琴乃 東北大学 3年
私は、食べることが大好きです。毎日、今日は何を食べようかと考えながら生活しています。それは、年を重ねても変わらないと思います。高齢者でも、ひとり暮らしでも、「食べることを楽しんでほしい」というマルヒ食品の想いは、多くの人を幸せにします。また、社員が商品に自信をもって説明している様子は、会社への愛情や誇りが表れていて、生き生きと仕事ができる雰囲気を感じました。

大泉 葵 大泉 葵 宮城学院女子大学 3年
マルヒ食品さんは、地元農家や福祉と連携した事業を行っている会社で、どのような経緯で事業を行っているか興味を持ちました。「食事をただ作るのではなく、お客様が食べる時に美味しい物を作りたい」取材の中で社員の方が仰っていた言葉です。取材や体験を通じて、商品を社員が試食して意見を言い合ったり、弁当を食べる前段階への配慮があったりと、消費者へ美味しい食事をしてもらいたいという社員の方の想いを知ることができました。

  • 安達 琴乃 東北大学 3年 安達 琴乃 私は、食べることが大好きです。毎日、今日は何を食べようかと考えながら生活しています。それは、年を重ねても変わらないと思います。高齢者でも、ひとり暮らしでも、「食べることを楽しんでほしい」というマルヒ食品の想いは、多くの人を幸せにします。また、社員が商品に自信をもって説明している様子は、会社への愛情や誇りが表れていて、生き生きと仕事ができる雰囲気を感じました。
  • 大泉 葵 宮城学院女子大学 3年 大泉 葵 マルヒ食品さんは、地元農家や福祉と連携した事業を行っている会社で、どのような経緯で事業を行っているか興味を持ちました。「食事をただ作るのではなく、お客様が食べる時に美味しい物を作りたい」取材の中で社員の方が仰っていた言葉です。取材や体験を通じて、商品を社員が試食して意見を言い合ったり、弁当を食べる前段階への配慮があったりと、消費者へ美味しい食事をしてもらいたいという社員の方の想いを知ることができました。