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海鮮せんべい塩竈 株式会社
卸売業、小売業〔塩釜市〕

美味しさと楽しさのテーマパーク

海鮮せんべい塩竈 株式会社 海鮮せんべい塩竈 株式会社
所在地
〒985‐0001 塩竈市新浜町3‐30‐30
Tel. 022-363-5030 Fax. 022-363-5031
http://www.kaisen-shiogama.com
代表者
代表取締役社長 杉浦 敏夫
資本金
300万円
創業設立年
2015年
受賞歴等
特になし

(2017年8月取材)

杉浦 清高

常務取締役
杉浦 清高

愛知でのノウハウを生かし東北に根を張る

塩竈市に会社を設立したのは平成27年。愛知県碧南市でえび煎餅の製造と販売を行っていた「スギ製菓株式会社」を親会社とする企業で、愛知でのノウハウを生かし東北に根を張りました。愛知から、東北に進出したきっかけの一つが、2012年に愛知県碧南市と塩竃市が結んだ防災協定でした。地形や都市の規模が似ていいる両市は、災害時に支援し助け合うこと、平時には交流を深めることを目的に締結されたそうです。
南海トラフの被害が予想される東海地方。愛知県から700㎞離れた塩竈に工場を点在させた狙いは、もし震災が起きても、煎餅メーカーとして生産を止めないためのものであり、商品を供給できる体制を作ることが、企業や商品、社員を守るすべだそうです。また、東北地方の市場の特徴として、扱う商品が参入しやすい状況だったこともあり、新しい手土産として海鮮煎餅を売り出していこうということで会社が設立されました。

採用情報
※ 直近の採用人数
2015年 0名
2016年 0名
2017年 2名

事業内容 足を運んだ人が気軽に楽しめるテーマパークへ

三陸の海産物を使った海鮮煎餅の製造・販売を行っています。眼前に太平洋が広がる塩竃市に、販売店舗と事務所を構えています。とれたての海の幸を生かした製品は約50種類。お客様の生の声を取り入れた、さまざまな種類の煎餅が並ぶ販売店舗は、「美味しさと楽しさのテーマパーク」と位置付けられ、隣接する工場の一部を公開していたり、約50種類の煎餅すべての試食を用意していたりと、足を運んだ人が気軽に楽しめる仕掛けが施されています。
工場で製造された商品は、塩竈本社の他、JR仙台駅や仙台空港など集客が多い場所での委託販売も行われています。主力商品である「うに煎餅」や「たこ煎餅」は、手土産として重宝されており「今後は地元の名産品として愛される商品になるように、いろいろな角度からアプローチしていきたい」と杉浦常務は話してくれました。

将来のビジョン 商品開発で勝負!販路拡大に挑む。

より多くの方に当社の商品を楽しんでいただきたいですね。東北だけではなく、関東の方にも。仙台駅など人の集まる場所で、新たな店舗を展開できればと思っています。
さらに、商品の企画開発に力を入れていきたいです。最初に手がけた「三陸たこせんべい」は、中身が見えないパッケージが好評でした。また、手に取りやすいように持ち手のついた袋に入れたことも工夫の1つです。東北のお土産市場で生き残っていくためにも、企画に興味のある若い人材が必要です。
そして、災害に強い企業を目指しています。同系列の会社が愛知県にあるのですが、2012年には塩竃市と愛知県碧南市は防災協定を結んでいます。震災のような災害が起きた際には、互いに協力し合うことが可能です。不測の事態になっても、商品が欠品しないような体制をこれから整えていきたいです。

求める人材像 明るく元気で一緒に会社を盛り上げてくれる人材

挨拶ができる人、そして元気な人など、基本的なことをしっかりと行うことができる人材を求めています。私たちが製造・販売している煎餅は「気持ちの代替品」として、いつもお世話になっている人への手土産に、お買い求めいただくことが多い商品です。コミュニケーションや周りとの関係など、売り手である社員にも、コミュニケーションを大切にする人であって欲しいと考えています。
また、新商品や新店舗などの企画を一緒に行ってくれる人材も求めています。2015年塩竃市に会社を設立し、これから事業をどんどん広げていきたいと考えている最中です。お客様がどんなものを求めているのか、幅広い角度からニーズを読み取っていく力が必要だと感じています。新商品の開発であれば、どんなパッケージで、価格はどれくらいだとお客様に手に取ってもらいやすいのかなど、試行錯誤をしながら形にすることが、愛される商品へつながります。地元を代表する手土産づくりのために、ぜひ企画に興味がある人にも入社してほしいと考えています。

求める人材像

販売店舗の様子

ポイント
  • 挨拶ができる人
  • 元気な人
  • 企画に興味がある人
WISE記者の企業体験記

地産地消にこだわる思い

販売する場所の名物や特産品を使用し、名物をつくることをコンセプトに、首都圏での販売も視野にいれています。地元のものは地元のものとして扱い、お客様が地域土産として自慢してくれるような商品づくりを目指しているそうです。
販売店舗の脇にはせんべい工場があり、一般の人にも公開されています。大きな窓ガラスから、選別工程から完成までを見学することができるのですが、工場にある機械にもこだわりがあり、自社オリジナルの機械に変更しているそうです。
また、おせんべいの手焼き体験もできるのですが、これはお客様からの要望があって始めたもの。現在は小さな煎餅をあぶるという体験なのですが、今後は同時に40人くらいの方が焼けるようにしたいとのこと。煎餅の大きさを顔の大きさくらいにしたほうが、インスタ映えして名物になるのではないかと思いました。
お土産売り場の他にも、飲食店や野外ではBBQができるエリアの設置も考えているそうで、将来的には食のテーマパークとしていきたいそうです。
海鮮せんべい塩竃には、三陸の海の幸をモチーフにした、七福神のようなメインキャラクターがいるのですが、このキャラクターのパッケージが描かれているせんべいは、塩竃本社のみで販売しています。
取材を通して感じたことは、幅広い客層のお客様や、従業員、会社の成長を常に考えているので、さらに多くの人に立ち寄って、楽しんでもらえる場所に進化していくのではないかと思いました。

企業体験記 企業体験記 企業体験記
ここが知りたい

社員向けの研修やイベントがたくさん

「お客様には美味しさだけでなく、楽しさも味わってほしい」と語る杉浦さん。そのためには、社員自らも”楽しんで”働く必要があると話してくれました。そこで今回は、社員向けの研修やイベントに注目し、さらに詳しくうかがってみることにしました。
まず、気になったのは「50kmウォーク」という体験研修です。年に一度開催され、50kmの道のりを仲間とともに歩くというものだそうです。長い道のりではありますが、普段とは異なる同僚の一面を見ることができたり、自然に協力できる時間があるのは、社員の皆さんにとって嬉しいことだと思います。
また、「実行委員制度」という特徴的な制度があるそうです。これは、イベントの運営を全て社員自らが行うという制度です。社内では、社員旅行などが定期的に行われていますが、その企画・運営を行うのは若手社員。ちょっとした勉強も兼ねており、企画・運営に携わった経験は、「普段の仕事にも生かすことができる」そうです。
将来的には他の企業で研修を受ける機会も増えるとのこと。楽しいだけではなく、常に学ぶ姿勢も忘れないようにするためだそうで、実際に他の企業に出向くことは、社員にとって大きな刺激になるのではと思いました。時には大手企業で、経営について学ぶこともあります。「入社してからも成長したい」という願いが、ここでなら叶えることができるのではないかと思いました。

ここが知りたい1

経験や気づきを商品へ 改良を重ねた主力商品

先輩の声

やりがい感じる日々続く

小林 雄太

塩釜にせんべいの製造会社ができると聞いて興味を持ちました。
塩釜は私の地元で、会社のことを教えてくれたのは高校の先生です。何よりもまず、社員研修やイベントが豊富だということに惹かれました。自分を成長させてくれるような職場で働きたい、という思いは誰もが持っていると思います。学生の皆さんには、ぜひ「入社後にどんな教育を受けることができるか」に注目して就職先を選んでほしいです。
もちろん就職したばかりの頃は、知らないことが多くて大変でした。食品の製造について知識があったわけではありません。「やること全てが勉強」という毎日。しかも、最初の仕事は「販売」でした。もともと人と話すのは少し苦手で、工場の勤務を希望していましたが、社内での面談の結果、販売の仕事に挑戦することになったのです。今になって思えば、その配属は自分にとってよかったと思います。さまざまな人と関わる機会が増えましたからね。塩釜の直営店だけでなく、駅や空港に出向くこともありました。そして、販売の仕事を覚えた後は配達の仕事を任されるようになりました。ここでは「仕事に飽きる」ということはありません。次々に新しい仕事に挑戦することができ、常にやりがいを感じます。

先輩の声

小林 雄太 さん(宮城県東松島高等学校卒)

小林さんのオフショット

週休2日制で、有意義な休日を過ごすことができます。妻と休みの日が合う時は、一緒に外出しています。写真は、岩手県中尊寺を訪れたときのものです。天気も良くてとても楽しかったですね。夜は美味しいお肉もいただき、大満足な休日になりました。ほかにも仙台七夕祭りなどいろいろな所へ行っています。休みをうまく利用し、これからもさまざまな所に行って家族との思い出をたくさん作りたいです。

●●さんのオフショット

仕事だけでなく、休みの日も充実。家族と過ごすひととき

小林さんの1日

 7:30出勤 お店の開錠
 7:50~8:10朝礼
 8:15~9:00開店準備
 9:00~11:00接客
12:00~13:00昼食
13:00~15:00配達
15:00~16:00接客
17:00~17:30閉店業務
18:00事務作業
18:20退社

取材の感想

塚本 聖花 塚本 聖花 東北医科薬科大学 1年
「三陸うにせんべい」は、私にとって思い出の詰まった商品です。ちょうど1年前、大学受験のため京都から仙台にやってきた私。大きなお土産を買うのは気が引けました。お店をゆっくり見て回る時間もありません。そんな時、思わず手に取ったのが「三陸うにせんべい」。これは単なる偶然ではなかったんですね。パッケージに工夫があったからだと取材を通してわかりました。商品開発の舞台裏を見ることができ、とても勉強になりました。

室井 真優花 室井 真優花 東北福祉大学 3年
700km離れた愛知県のスギ製菓と、宮城県の海鮮せんべい塩竃と、工場を2カ所に設け、どちらかが被災したとしても商品を切らすことなく営業できると考えた、社長のアイデアに度肝を抜かれました。一番の目的は会社を存続させることや社員のため、お客様のためだったのですね。このような社長の思いが、幅広い客層に立ち寄ってもらえることに繋がっているのではないかと思いました。

室井 真優花 平田 真莉子 東北学院大学 4年
商品のアイディアは店舗スタッフから意見を聞くことが多い、と杉浦社長からうかがいました。お客様と直に接しているスタッフの情報は、消費者の生の声として商品開発や店舗展開に取り入れているそうです。訪れた誰もが楽しめるテーマパーク化を目指す会社として、一次情報をしっかり聞き取っている点に、たくさんの人が足を運ぶ秘訣が隠れているように感じました。

  • 塚本 聖花 東北医科薬科大学 1年 塚本 聖花 「三陸うにせんべい」は、私にとって思い出の詰まった商品です。ちょうど1年前、大学受験のため京都から仙台にやってきた私。大きなお土産を買うのは気が引けました。お店をゆっくり見て回る時間もありません。そんな時、思わず手に取ったのが「三陸うにせんべい」。これは単なる偶然ではなかったんですね。パッケージに工夫があったからだと取材を通してわかりました。商品開発の舞台裏を見ることができ、とても勉強になりました。
  • 室井 真優花 東北福祉大学 室井 真優花 3年 700km離れた愛知県のスギ製菓と、宮城県の海鮮せんべい塩竃と、工場を2カ所に設け、どちらかが被災したとしても商品を切らすことなく営業できると考えた、社長のアイデアに度肝を抜かれました。一番の目的は会社を存続させることや社員のため、お客様のためだったのですね。このような社長の思いが、幅広い客層に立ち寄ってもらえることに繋がっているのではないかと思いました。
  • 平田 真莉子 東北学院大学 4年 平田 真莉子 商品のアイディアは店舗スタッフから意見を聞くことが多い、と杉浦社長からうかがいました。お客様と直に接しているスタッフの情報は、消費者の生の声として商品開発や店舗展開に取り入れているそうです。訪れた誰もが楽しめるテーマパーク化を目指す会社として、一次情報をしっかり聞き取っている点に、たくさんの人が足を運ぶ秘訣が隠れているように感じました。