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マルチプライ 株式会社
複合サービス事業〔仙台市宮城野区〕

地球浄化 ~建物から社会を変える~

マルチプライ 株式会社 マルチプライ 株式会社
所在地
〒983-0034 仙台市宮城野区扇町3丁目4-23
Tel. 022-236-1120 Fax. 022-236-1121
http://www.multiply.jp/
代表者
代表取締役 五十嵐 弘人
資本金
2,100万円
創業設立年
1990年
受賞歴等
同友エコ大賞
・「環境経営に取り組む挑戦グループ」部門大賞
・ 中小企業家同友会「地球と共に賞」

(2017年9月取材)

五十嵐 弘人

代表取締役
五十嵐 弘人

ビルの管理はもちろん環境を守る企業へ

ビル管理事業をメーンに、ビルメンテナンス用品や清掃機器などの販売を行ってきたマルチプライ 株式会社。現在は本社のほかに、北海道・東北に5つの営業所で事業を展開しています。経験豊かな技術スタッフはもちろん、メンテナンス部品供給ネットワークも完備されているのが特徴です。
東日本大震災後は、地域の「再生可能エネルギーの創造」を自社の果たす役割ととらえ、既存の大規模発電所からの送電電力にほとんど依存せず、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電などを活用し、小規模なエネルギーネットワークを構築する未来の電力供給システム「マイクログリッド」を奨めています。他にも省エネ性能に優れ、環境に優しい「CCFL照明」と、ナノテクノロジーとエコロジーの技術から開発された抗菌・脱臭効果のある「抗菌照明」を融合させた、次世代の照明「NTクリーンライト」を開発し販売するなど、環境への取り組みも積極的に行っています。

採用情報
※ 直近の採用人数
2015年 2名
2016年 4名
2017年 2名

事業内容 ワンストップでビルの全てを管理

一般的なビルの管理会社は、消防設備や空調設備、エレベーターなどの保守管理を、ビルのオーナーの窓口業務として、それぞれの専門企業に依頼していますが、マルチプライ 株式会社は、ビルのメンテナンスから各設備の保守管理までを自社の中で一括して行っています。
そのため、ビルのオーナーの思いが直接伝わるだけでなく、さまざまな設備保守の作業時期の不都合などが起こりにくく、効率的なビル管理を行うことが可能です。
また、ビル管理だけではなく、秋田新幹線で採用されている床ワックスの「ブルーインパルス」をはじめとした、さまざまな洗浄剤や清掃機器などの自社製品を販売する「環境製品販売」も行っています。
こうしたビル管理でのノウハウを生かし、学校への清掃指導や公共建築物の清掃活動など、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

将来のビジョン 目指せエネルギーゼロ計画

地域の建物やビルにおいて、エネルギー0を目指しています。再生可能エネルギーの実用化や、中小企業の仕事づくりの知識や技術を蓄積しながら、さらなる挑戦を続けています。地中熱や太陽光といった自然エネルギーの活用と省エネルギーで、建物内のエネルギーの年間使用量を大幅に削減することを図っています。建物がエネルギーを生んで地域に還元できるようにし、震災が起きた時ばかりではなく、現在当社のビルでも常にエネルギーを自給しています。
また、当社が発売元であるNTクリーンライトは、CCFL蛍光灯を使用しており、殺菌消臭効果もあり、健康・環境・衛生面にも優しい安心の明かりなので、病院、保育園、学校、事務所などさまざまな場所や施設で使ってもらいたいと考えています。

求める人材像 女性が働きやすい会社への改革

やる気さえあれば拒みません。その人の可能性を引き出しながら成長させていきます。
「優秀」や「真面目」といってもいろいろありますので、一概にこういう人を求めているというのはないのですが、もっと女性が技術職社員として現場に出て活躍してほしいですね。女性が働きやすい環境としては、会社内に託児所を作りたいと考えており、子どもが生まれてからも復帰できるように正社員雇用を存続させます。例えば消防設備の点検は女性でもやりやすい仕事です。会社内に託児所があれば、安心して働けますよね。女性が技術職に就いてくれたら、女性専用マンションなど男性が入ることができない場所でも点検をすることができます。
多くの学生や大学の先生方も「女性は事務」と考えているかと思いますが、新卒採用の人には、技術、点検、事務の研修を3カ月間全て行わせます。その中で何が向いているのかをみます。 営業が苦手という声をたくさん聞きますが、お客様に修理箇所を伝えるのも営業の仕事です。現場は楽しいということを女性にもっと知ってもらいたいですね。

求める人材像

消防設備を点検している様子

ポイント
  • やる気のある人
  • 女性技術職を目指す人
WISE記者の企業体験記

整備のプロが輝く、点検の現場!

マルチプライでは、整備のプロが幅広い種類の点検を行っています。例えば、消防設備点検。これは万一の火災に備えて、火災報知器やスプリンクラーが正常に稼働するかどうか確かめるものです。建物の用途により、年2回の点検、消防署への報告は年に1回または3年に1回、法律で義務づけられています。ビルの信頼や価値にも直接結びつく重要な点検です。そこで今回は、この消防設備点検に同行させていただくことにしました。取材日は、たった一人で約50個の熱感知器を点検していました。先端から煙が発生する特殊な道具を感知器に被せ、ランプが点灯するか確認していきます。感知器が正しい場所に設置されているかどうかも併せてチェックしていました。私たちも点検作業を体験させていただきましたが、機械をセットするのもひと苦労。もちろん、設備士の方の手つきはスラスラとお手のもの。技術職のかっこよさを身にしみて感じた瞬間でした。さらに、点検中はビル内にいる人への配慮も必要です。点検することを適宜説明し、相手が安心できるように工夫されていました。これは、実際に同行して初めて気づくことができました。
消防設備点検を行うのは、消防設備士という国家資格を持っている人です。この資格は、点検する対象によってさまざまな種類があります。マルチプライでは、入社してから必要に応じて取得するそうです。ただ、資格を取るだけでは十分ではなく、現場での経験が重要と話してくれました。今回の体験を通して、私たちも現場の雰囲気とその力を体感できました。

企業体験記 企業体験記
ここが知りたい

イメージとは違った職種事情

営業や技術職は男性が多く、事務などは女性のイメージがあったので、マルチプライではどうなのか気になり聞いてみました。最初の3カ月は総務・営業・事務ある中で、女性にもさまざまな業務をさせ、その後で、その人の適正に応じて、配属するそうです。場所によって、技術職は天井裏に入ったり、冷房がなかったりと、体力が必要になる業務もありますが、消防設備点検など、試験機を使うだけの業務は、女性や高齢の人でもできるそうです。今では、女性専用アパートが存在し、男性が立ち入り禁止の所もあるので、点検を行える女性技術職が必要とされてきます。また、技術職にトークは必要ないと思われがちですが、挨拶や普段の会話も社会人として誰もが必要ですし、大切な営業の要素ですので、ある程度のコミュニケーション能力を身につける必要があります。

ここが知りたい1

事務作業をする菅原さん

地域との繋がり

東日本大震災後法律が変わり、空調メンテナンスが義務付けされました。その他にも、震災の影響で新事業の依頼がありましたが、お断りしたそうです。これは、社員の給料格差を防ぐためももちろんですが、現在のお客様を大事にしたいという社長ご自身の意思です。そんな社長は、宮城県中小企業家同友会で代表理事も務めていらっしゃいます。宮城県内1200社の中小企業が集まり、リーダー企業を目指すべく勉強会を行うそうです。その中で、震災時だけではなく、地域との繋がりを作りたいという思いが生まれ、将来的に建物が再生可能エネルギーを作り出し地域に還元したいと、力を込めて話していました。

ここが知りたい2

仙台営業所にあるエネルギーシフトについてのポスター

先輩の声

専門的な知識を覚えていくことがやりがい

工藤 翔平 仙台営業所

業務主任として、消防・エレベーター・空調設備・工事の技術フォローなどの統括をしています。最初は、青森の営業所で営業職として新卒採用されました。営業職をしながら、もともと希望だった技術職に必要な資格を勉強し、取得しました。入社後に資格を取る社員も多く、会社からのサポートもあったので、安心して勉強できました。現在では、営業と技術業務のどちらも経験したことが、自分の強みになっていると思います。これは、どこの業界でも言えることでしょう。大学生の時、企業説明会でマルチプライを知り、「この企業に就職できれば」と、一社しか受けませんでした。大学では、経営学部で法学について学びました。今の職種とは全く畑違いとも言える学部です。大学での勉強が報われなかったことなど、資格取得のために一から勉強するのは苦労もありました。しかし、業務を経験していくうちに、専門的な知識が身についていくことに、今ではやりがいを感じていますし、楽しいと思えるので現在も仕事を続けられています。当社には自分と同世代の20~30代の社員が多くて、親しみやすく、仕事上の悩みなども相談しやすい環境なことも幸いしているかもしれません。

先輩の声

工藤翔平さん 仙台営業所主任 (青森中央学院大学 法学部 卒)

工藤さんのオフショット

オフの時は釣りや、野球をしています。釣りをする時は、朝の4時から出かけて、だいたい昼頃まで活動しています。海釣りでは、ヒラメやマゴチなどの食べられる魚が釣れます。湖では、ブラックバスが釣れ、大きいものでは体長40センチのものを釣りました。あとは、野球ですね。野球は小学校から大学までしていました。今でも、年に1〜2回ですが、ツイッターで集められたメンバーで、地元青森で草野球をします。それ以外は、仕事で必要になる資格勉強をしています。今取得を目指しているものは、電気主任技術者と二級建築士です。

●●さんのオフショット

海釣りをする工藤さん

工藤さんの1日

8:00社内清掃
8:20社員全員で社内清掃
8:30朝礼
9:00宮城県内の営業先回りや業務対応
12:00昼食
13:00現場作業
16:30書類作成等
17:30仕事終了

取材の感想

室井 真優香 室井 真優香 東北福祉大学 3年
中小企業同友会の代表理事も務める五十嵐社長は良い会社、良い経営環境を目指すために異種の職種の社長と意見交換を交わしたり、話し合うことで刺激をもらえるとおっしゃっていました。地域のリーダー会社になるためには、社員だけが学ぶのではなく社長自身も学ぶという姿勢で仕事に取り組んでいるようです。こういった考え方や進んだ行動が社員、お客様からの信頼を得ていることに繋がっているのではないかと思いました。

佐藤 優衣 佐藤 優衣 東北福祉大学 3年
社長の地域にエネルギーを還元したいという熱い思いが伝わりました。言葉だけでなく、マルチプライのビル自体で太陽光発電をはじめ、地下熱空調などでエネルギーの年間使用料を大幅削減していて、ガスは使用しておらず、電気代のみで年間10万円しか使っていないと聞き、ゼロエネルギーの可能性を実証していることも知れ、実現も近いのではと私も将来が楽しみになりました。

塚本 聖花 塚本 聖花 東北医科薬科大学 1年
今回初めて消防設備の点検を見学させていただきました。火災探知機が正常に作動するかどうかを確認する作業に同行し、その作業の一部を体験しました。さらには、火災報知器のボタンを押して正常に働くかどうかを確かめるお手伝いもさせていただきました。どれも初めて見る作業ばかりで、私にとって新鮮な体験となりました。取材を通して、設備というのは設置するだけで終わりではないということを改めて実感しました。

  • 室井 真優香 東北福祉大学 3年 室井 真優香 中小企業同友会の代表理事も務める五十嵐社長は良い会社、良い経営環境を目指すために異種の職種の社長と意見交換を交わしたり、話し合うことで刺激をもらえるとおっしゃっていました。地域のリーダー会社になるためには、社員だけが学ぶのではなく社長自身も学ぶという姿勢で仕事に取り組んでいるようです。こういった考え方や進んだ行動が社員、お客様からの信頼を得ていることに繋がっているのではないかと思いました。
  • 佐藤 優衣 東北福祉大学 3年 佐藤 優衣 社長の地域にエネルギーを還元したいという熱い思いが伝わりました。言葉だけでなく、マルチプライのビル自体で太陽光発電をはじめ、地下熱空調などでエネルギーの年間使用料を大幅削減していて、ガスは使用しておらず、電気代のみで年間10万円しか使っていないと聞き、ゼロエネルギーの可能性を実証していることも知れ、実現も近いのではと私も将来が楽しみになりました。
  • 塚本 聖花 東北医科薬科大学 1年 塚本 聖花 今回初めて消防設備の点検を見学させていただきました。火災探知機が正常に作動するかどうかを確認する作業に同行し、その作業の一部を体験しました。さらには、災報知器のボタンを押して正常に働くかどうかを確かめるお手伝いもさせていただきました。どれも初めて見る作業ばかりで、私にとって新鮮な体験となりました。取材を通して、設備というのは設置するだけで終わりではないということを改めて実感しました。