WISE:Work-style Information by Student's Eye

新プロジェクト「WISE」始動!
学生による学生のための
地域企業情報誌&WEBサイトを作ろう!

株式会社 日本セレモニー(愛グループ)
生活関連サービス業、娯楽業〔仙台市太白区〕

こころに「生きる、お葬式。」

株式会社 日本セレモニー(愛グループ) 株式会社 日本セレモニー(愛グループ)
所在地
〒982-0023 宮城県仙台市太白区鹿野2-19-20
Tel. 022-304-5122 Fax. 022-304-5123
http://www.tenreikaikan.com/
責任者
典礼会館 泉 総支配人 今野 安祐
資本金
1億円
創業設立年
1972年
受賞歴等
やまぐち子育て応援企業 928

(2017年9月取材)

代表者氏名

総支配人
今野 安祐

「こだわり」が「きっかけ」を生む

「典礼」とは「式をつかさどる」という意を表します。故人の最期の場に居合わせた人たちが、故人とのこれまでに想いをめぐらせ、今日という式典を、思い出として振り返ることができる場所を用意しています。館内は、ご遺族、会葬に列席された人たちが、「暗さ」や「重さ」を自然に意識してしまわないように、導線や備品、清潔さの維持など、トータルにコーディネートされています。また、故人らしさを表すためには、形式的なことばかりだけでなく、こだわりの演出が欠かせないそうで、生前に、見も、知りもしなかった故人の一面も、スライドーショーやメモリアルコーナーの演出によって作り出していきます。こうしたこだわりやアイディアは、現場でのお客様やスタッフの声の拾い上げによって生まれてくるそうです。故人を弔い、振り返りの場とし、人がつながる場所。それは葬儀という現場での、スタッフの細やかな気付きと拾い上げによって、次へとつながっているのです。

採用情報
※ 直近の採用人数
2015年 17名(男性:6名、女性:11名)
2016年 17名(男性:4名、女性:13名)
2017年 24名(男性:2名、女性:22名)

事業内容 故人を偲び、らしさを演出する場

西日本・東北地域を中心に、全国177ヶ所、県内に7ヶ所の葬祭会館を構えています。葬祭業務を一貫して行い、例えば、ご臨終から、初七日法要までなど、約10の過程に携わっています。これら一連の過程は、宗派や地域の風習により異なります。その中で、故人を偲ぶ「おつとめ」と、故人らしさや、思い出を感じてもらえるように、演出としての「葬儀」を効果的に切り分けて仕事をしています。通常、葬祭業務は、ごく限られた短い時間の中で、プランニングを行わなくてはなりません。そこでは、故人様との思い出話やご遺族のご要望から、いかに喪主の気持ちを汲み取り、いかに故人様らしいお別れが出来るかが求められます。依頼者にとって、式に向けての、不安材料は多々あるかと思いますが、ホームページや365日・24時間対応のフリーダイヤル、会館の見学会、対面での打ち合わせを通して、同じ価値を共有できるよう、準備を行っています。

将来のビジョン 地域の人から愛される場所

西日本・東北地域に展開していますが、東北の地、宮城では「地域の人から愛される会館」を目指しています。社会状況や生活スタイルの変化で、「家族の単位」や「地域コミュニティ」は縮小し、かつてあった自宅葬という「場」は、ほぼ失われました。現在は典礼会館のような葬儀会館での家族葬が主流です。死のプロセスも多様になり、日々多くの場面に直面しています。その中で私たちは、葬祭会場という「死」と密接した、暗く、悲しいイメージの場所を、いかに地域に開かれた身近な場所で在れるか、日々考えています。故人様を偲ぶ「儀式」に寄り添い、ご遺族、ご会葬の皆さまが、故人様との思い出を懐かしむ、振り返る場所をいかに作れるか、試行錯誤の毎日です。創業者の言葉に「変化を求めよ、不変は後退である」というのがあります。社会や死生観の移り変わりに適応し、その先を見て追及する。日々の現場感覚が大切になっていくでしょう。

求める人材像 話しやすい雰囲気、溢れるチャレンジ精神

雰囲気というと難しいですが、葬式は結婚式と同様にサービス業です。大切な人が亡くなって辛いお気持ちのお客様の要望に、どれだけ添えられるかは、社員の力量次第。実際に会話の中でどれだけ相手の要望に気付けるか、聞き出せるかが重要となるので、雰囲気や、当たり前のことを当たり前にできるということはとても大切なのです。具体的には声のトーンや、質問に対して明確に答えられるか、間違った時には謝ることができるかを見ます。
また、当社はやればやっただけ評価をする会社です。その社風に、より同意できる人材が欲しいです。葬式の形は時代とともに日々変わっていくので、それに私たちは対応していかなければならない。そのためには現場の意見をより取り入れていくことが必要だと考えます。固定概念にとらわれない人や、発想が豊かな人が欲しいですね。却下された意見だとしても、アイディアを出した人の方が評価されます。あとは、どちらかといえば硬すぎる人より面白い人に入社してほしいと思いますね。

求める人材像

会場設営の様子

ポイント
  • 話を聞くのがうまい人
  • 相手の気持ちを考えられる人
  • いろいろな方面から物事を考えられる人
  • チャレンジ精神旺盛な人
  • 面白い人
WISE記者の企業体験記

棺の中の居心地は?

今回体験させていただいたのは、香炉掃除、親族控室のベッドメイキング、入棺体験の3つです。たくさんの体験の機会をいただきました。まずは香炉掃除。香炉とはご焼香をするときの器です。燃やした炭を取り除き、敷いてある灰を均等にして、周りを拭いて終わりなのですが、不器用な私には少し難しかったです。
次はベッドメイキング。典礼会館は清掃にとても力を入れています。お客様に居心地の良い空間を提供したいと、テーブルには指紋一つ残らないほどの徹底ぶり。きっとベッドメイキングも難しいものなのだろうと思っていましたが、一つ一つの動作にコツがあり、教えてもらいながら作業できたおかげで、上手にシーツを敷くことができました。教えていただいた方法は、自宅でも応用できそうです。
最後に入棺体験。これは一般向けにも行っている体験で、ご家族に故人が居心地よく旅立てるかどうかを体験していただくものです。お棺にもたくさんの種類がありますが、今回体験した棺は、現在一番売れているもので、お話を伺った今野総支配人が考えたお棺だそうです。棺本体と、掛布団、敷布団、枕、杖で1セット。枕は頭の形に軽く、くり抜かれており、フィットする作りです。布団もふわふわで寝やすく快適でした。杖は木の棒を二つ組み合わせたもので、あの世に行ってもしっかり歩けるようにという意味が込められています。また、棺の中はレースで飾られていたり、棺本体や金具にお花が描かれていたりと、とても凝ったデザイン。私はこの棺でなら快適に旅立てられると思います。ぜひ皆さんにも体験してもらいたいです。

企業体験記 企業体験記 企業体験記
ここが知りたい

社員を彩る制度たち

やればやっただけ評価される会社、典礼会館。お話を伺った総支配人の今野さんも入った当時はパート社員だったそう。そんな典礼会館が力を入れている2つの社内制度についてお聞きしました。まずは『研修制度』。新入社員研修はもちろん、部門別集合研修で力をつけ、入社後ある程度時期が経つとレベルアップ研修、中間層になってくるとエリア別研修、キャリアアップを希望する者には資格検定のフォローやITCフロンティアという管理者研修を行っています。次に『表彰制度』。月間成績ランキングの店舗別、部門別、さらには新人ランキング、ベテランランキングまで。頑張れば顔写真付きで全国の社員に知ってもらえるなんてモチベーションが上がりますよね。

ここが知りたい1

社誌、ベテランランキングのページ

典礼会館オリジナル 控室での過ごし方

会館内には、親族向けの控え室があります。入り口を入ると、日常生活を送るにも変わらないダイニングや寝室、風呂場などがホテル並みに完備されています。畳のある和室には、団らんできる空間ながら、部屋の奥に、ご遺体を置く専用のスペースがあります。この設備によって、親族たちは、自宅に帰らずとも故人と最期の一晩を過ごすことができます。会館スタッフは、一連の葬儀準備や進行の傍らで控室の清掃・チェックを細かに行い、指紋やほこり一つ見逃しません。また、トータルコーディネートのインテリアや窓から日の光が注ぐ構造も、少しでもご遺族をゆったりとストレスを感じさせない工夫としてみることができました。

ここが知りたい2

まるでマンションの一室のような控え室

先輩の声

過去と現在、これからをつなぐ場所

増田 慎 チーフディレクター

今年で入社3年目、大阪勤務の後、1年前に仙台にやってきました。葬儀の一連の流れに携わり、現場の指揮をとっています。葬儀における風習やしきたりの違いはもちろん、期待されるサービスにも地域性があると、日々感じています。
入社したきっかけは、学生時代に苦楽を共にした友人の死です。実は、その友人とは10年程疎遠になっていました。突然の死を悔やみながらも、かつての仲間達を葬儀に集めるため、必死に住所録から電話をかけていきました。葬儀の後、会食の場では、集まった友人たちとともに、昔を懐かしみ、談笑しました。そこで思ったのは、「この場に、僕たちを集めたのは亡くなった友人自身だった」ということです。葬儀は「死」に直接向き合わなければならない、辛く、悲しい場所です。しかし、一方で「別れ」という心の区切りをつけてくれる場所でもあります。生死における「onとoff」をつけられる場所に、強く惹かれています。
仕事柄、場の空気や流れを読む事にとても神経を使います。求められるものを意識し、客観的ながらも、主体的になる姿勢が必要です。悲しみと懐かしみの「onとoff」の場をこれからも提供していきたいです。

先輩の声

増田 慎 (ますだ まこと)さん
チーフディレクター

増田さんのオフショット

仕事の場面では「悲しみと懐かしさ」、「onとoff」の提供を念頭に置いていますが、仕事とプライベートの「onとoff」もしっかり分けしています。地元の京都から離れ、仙台に住んで1年となりますが、異郷の地をしっかり楽しんでいます。先日は、前々からチケットをとっておいた楽天VS日ハムの試合を友人と観戦しにいきました。リフレッシュを十分にして、また仕事に励んでいきたいです。

●●さんのオフショット

楽天の試合観戦を楽しむ増田さん

増田さんの1日

7:00出社
8:00~出棺
8:30~霊柩車出発
9:30~火葬
12:00~葬儀・法要
13:30~15:30会食
16:30~自宅設営
17:30事務処理(報告、翌日の準備など)
20:00終業

取材の感想

及川 裕未 及川 裕未 宮城学院女子大学 4年
「葬祭」の場とは、どうしても冷たさや重さを伴ってしまう、悲しみの場所だろうと、過去の経験を踏まえ思っていました。しかし、いざ足を一歩踏み入れると、その感覚は変わりました。施設全体がさまざまなに計算されたトータルコーディネート空間。「死」に直面する緊張状態が、リラックスできる場に演出されていました。故人を想い、これからも振り返ることのできる場所なのではないかと思いました。

菅野 綾香 菅野 綾香 東北福祉大学 3年
幸いなことに私には葬儀に出席する機会がほとんどなく、知らない世界だから知ってみたいと思い取材に参加させていただいたのですが、さすが儀式を扱う仕事、人間第一、お客様第一な職場です。想像を超える心遣い。故人様を思いやるために、お客様を思いやるという思いやりの連鎖。素晴らしい世界です。また、社員を大切にしていると感じました。アイディアを出した人が評価される会社は素敵だと思いました。本当に楽しい時間でした。

  • 及川 裕未 宮城学院女子大学 4年 及川 裕未 「葬祭」の場とは、どうしても冷たさや重さを伴ってしまう、悲しみの場所だろうと、過去の経験を踏まえ思っていました。しかし、いざ足を一歩踏み入れると、その感覚は変わりました。施設全体がさまざまなに計算されたトータルコーディネート空間。「死」に直面する緊張状態が、リラックスできる場に演出されていました。故人を想い、これからも振り返ることのできる場所なのではないかと思いました。
  • 菅野 綾香 東北福祉大学 3年 菅野 綾香 幸いなことに私には葬儀に出席する機会がほとんどなく、知らない世界だから知ってみたいと思い取材に参加させていただいたのですが、さすが儀式を扱う仕事、人間第一、お客様第一な職場です。想像を超える心遣い。故人様を思いやるために、お客様を思いやるという思いやりの連鎖。素晴らしい世界です。また、社員を大切にしていると感じました。アイディアを出した人が評価される会社は素敵だと思いました。本当に楽しい時間でした。