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株式会社 ゆらリズム
医療、福祉〔仙台市泉区〕

音楽療法で地域全体を元気に

株式会社 ゆらリズム 株式会社 ゆらリズム
所在地
〒981-8002 仙台市泉区南光台南1-1-3
Tel. 022-251-2021 Fax. 022-251-2031
http://yura-rhythm.com
代表者
代表取締役 野崎 健介
資本金
653万円
創業設立年
2011年

(2017年8月取材)

野崎 健介

代表取締役
野崎 健介

誰もやったことがない音楽リハビリデイサービスへの挑戦

全国初の音楽リハビリデイサービスを実施しているゆらリズム。なぜ音楽に着目したのかというと、音楽自体が心身に良い影響をもたらすうえ、地域をつなげる1つのツールになるのでは、と考えたそうです。東日本大震災の直前に会社を立ち上げた際には、食事や入浴が重視され、なかなか音楽療法が受け入れられませんでした。しかし復興公営住宅への出張音楽リハビリ教室などの活動により、次第にゆらリズムの名が知られ、地域の人たちからも信頼されていくようになりました。またpepperの音楽リハビリアプリを他社と開発し、実証実験を行っています。人型ロボットの導入により、介護職員不足の解消を目指します。さらに日本であまり進出されない南米が穴場であると考え、JICAのつながりからブラジル・ペルーにて音楽リハビリを実施。向こうのメディアに取り上げてもらったことをきっかけに、日系人の受け入れ・研修を日本で行うようになりました。

採用情報
※ 直近の採用人数
2016年 4名
2017年 4名

事業内容 子どもからお年寄りまで、多世代共生社会の実現へ

主に高齢者向けの音楽リハビリプログラムと、障がい児向けの放課後等デイサービスを行っています。音楽と運動を組み合わせた独自のプログラムにより、介護予防のサポートを実施。また介護福祉施設や自治体への講師派遣事業を展開しています。放課後等デイサービスは、障がい児向けの学童クラブとして、基本的な生活能力の向上と日常生活の充実を支援。ゆらリズムが目指すのは「音楽による地域の多世代共生」。子どもから高齢者まであらゆる人々が健康に楽しく暮らせる社会の実現に向けて事業を展開しています。最近では2017年の7月にpepper店長による「南光台子ども食堂」を開催。放課後デイサービスの子どもたちが育てた野菜の販売や、元ゆらリズム利用者によるイベントを開催。子どもや大学生、子育て世代など、多くの人々が参加してくれました。地域の多世代共生への第一歩となった子ども食堂は、今後も定期的に開催していく予定です。

将来のビジョン 新しい「福祉」のモデルを南光台でつくり上げる

2020年までに地域に開放された音楽あふれる「ゆらリズムカフェ」づくりを構想しています。現在お年寄りの医療や介護、介護予防の保険が連携できる「地域包括ケアシステム」を、国が2025年までに整備しようとしています。システムの中心は地域エリア。私たちが事業を展開している南光台地域は、高齢化率が高く多くの子どももいます。高齢者や子育て世代が集まれる場所を提供することで、地域共生型のコミュニティをつくりたいと考えました。
このカフェは、放課後デイサービスを卒業した障がいを持つ人が働き、お年寄りが食事をしながら運動や予防介護に取り組める場所です。子どもたちや子育て中のお母さん達も来てくれると嬉しいですね。また、ロボットの「Pepper」を使ってヘルスケアデータを集め、介護に役立るためのアプリ開発にも着手しています。このような新しい福祉施設の「モデル」をこの南光台からつくります。

求める人材像 新しい発想で考え、子供たちと「楽しく」向き合える人

2018年4月に2カ所目の放課後デイサービスが、南光台地域にオープンする予定です。それに伴い正社員を募集しています。
最も理想である人材像は「子どもたちに好かれる人」です。その為には、自身が「子どもを好き」なことはもちろんですが、同じ目線に立って寄り添い、好かれる人間性を持ち合わせていることが望ましいですね。加えて、放課後デイサービスは子どもが相手。何が起こるか予測ができません。フットワークの軽さと、臨機応変に対応できる力が求められます。
資格は利用者の送迎を行うため普通自動車免許が必要です。また保育士、教職免許、児童指導員などの資格があれば、採用時有利になります。しかし能力よりはやる気を重視しているため、経験などは特別重要視している訳ではありません。
また「ゆらリズム」は、音楽を事業の中心に据えています。音楽を使って「何かできる」と思ってくれる人に来てほしいと考えています。楽器演奏はできなくても構いません。資格などに加え事業に共感し、新しいアイディアを一緒に形づくっていける人と、ぜひ一緒に働いてみたいと思っています。

求める人材像

スタッフ全員が楽器を手に取り大合奏

ポイント
  • 子どもたちと過ごすことが幸せ
  • 音楽、楽器演奏が大好き
  • 新しいものが好き
  • アイディア・発想を形にできる人
WISE記者の企業体験記

リラクゼーションヨガを体験

今回私たちは、デイサービスの利用者と一緒にリラクゼーションヨガを体験しました。リラクゼーションヨガを行うと、心と体をほぐすことができ、介護予防も繋がります。
まず始めに、マッサージとストレッチで自分の身体をほぐしました。行ったのは頭皮のマッサージ、耳の裏のくぼみのマッサージ、首の運動、肩の運動など、1人でも簡単に取り組めそうなものがほとんどです。血行の促進や各関節の可動域の広がりなどの効果が見込まれるそうです。
特によかったのは、ふくらはぎのマッサージ。ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれており、マッサージをすることで血行が良くなるとのことで、私は体験が終わった後も寝る前に行っているのですが、前より快眠できています。
一連の運動が終わった後、15分間目を閉じて瞑想をしました。癒される音楽に耳を傾けながらリラックスする時間です。思わず寝てしまいそうでした。
リラクゼーションヨガが終わった後に行ったのは脳トレ。まず、鼻を右手で持ち右耳を左手で持ちます。合図に従って手を叩いた後、鼻を左手で持ち左耳を右手で持ち、また合図に合わせて手を叩いて最初の動作に戻る運動をしました。最初は失敗しましたが、何回か行うと間違わなくなりました。シンプルですが、認知症の予防につながる運動だそうです。
最後に、マラカスを両手に持ちながら「銀座カンカン娘」という曲に合わせて振付をしました。スタッフの方の伴奏に合わせて、リズムに乗り楽しみました。音楽を通して場に一体感が生まれ、明るい雰囲気になったと思います。

企業体験記 企業体験記 企業体験記
ここが知りたい

「ゆらリズム」のはじめの一歩

どうしても聞いてみたかった話がありました。それは東日本大震災の話。設立から間もない「ゆらリズム」を襲った大きな災害を越えて、どのように事業を展開したのでしょうか。代表である野崎さんに聞いてみました。
震災によって会社が直接受けた被害は、入居している建物の外壁の一部が崩落し、デイサービスのオープンが予定より遅れるなどの事態が発生しました。
自分たちも被害を受けたにもかかわらず、ゆらリズムは仮設住宅で「音楽リハビリ」などの出張デイサービスに取り組みはじめます。働くスタッフの二名が石巻出身だったこともあり、主な活動先は石巻市内でした。2011年から各仮設住宅に赴き、ほとんど毎月活動を行ったそうです。次第に「地域包括支援センター」として行政から委託を受けるようになり、活動範囲も石巻市内に限らず、被災した多くの地域へと広がりました。また、音楽を使ったリハビリやヨガが注目を集め、新聞やテレビなどのメディアや、人々の口コミを通して取り組みの内容が認知されるようになりました。仙台市地域包括支援センターから、講師として派遣依頼が届くまでになりました。
発災から7年目を迎える現在も、仮設住宅で行う出張リハビリを毎月継続しています。「音楽で健康も生きがいも」。ゆらリズムの活動は、ホームタウンである南光台だけでなく、被災地で生きる人々の大きな“支え”になっています。

ここが知りたい1

被災地で行われた音楽リハビリの様子

先輩の声

自分の好きなことを生かして

中西 薫乃 音楽リハビリトレーナー

デイサービスで音楽リハビリプログラムに携わっています。入社のきっかけは、学生時代に参加した3カ月間のインターンシップです。自分が好きな音楽を通して、一人ひとりと深く関わりながら仕事ができる場所だと思いました。限られた時間の中で、性格の異なる利用者の方々と臨機応変に対応しながら、全員に満足していただくという責任を伴う仕事です。決して楽な仕事ではありませんが、やりがいを感じるのは、利用者の方に「今日は楽しかったよ」と感謝の言葉を言われた時です。逆に「もっと、こうしてほしい」などの要望の言葉をかけていただくこともあり、自身の成長に繋げることができるのもやりがいの1つです。
私が大学4年間で頑張ったことは、高齢者向けの運動教室での実習と、その実習を通して見つけた課題を研究して報告するという活動でした。手段は少し異なりますが、高齢者と接するという点で、現在の仕事と繋がっていると思います。また学生時代にバンドサークルでベースを弾いていたことも、今の仕事につながっているのかと思います。
学生時代には、自分が興味を持ったことや、やりたいことにぜひ挑戦してみてください。意味が見出せなかったり、時間の無駄のように思えても、将来どこかできっと役に立つと思います。

先輩の声

中西薫乃 音楽リハビリトレーナー
東北福祉大学 総合福祉学部 卒

中西さんのオフショット

休みの日に家にいる時は、ぺットの猫と一緒に過ごしています。とてもおてんばないたずら好きで、甘えん坊な猫です。おもちゃで一緒に遊んだり、だるまさんが転んだをしたり、一緒に昼寝をしたりしています。
家事や事務作業のために、相手をしてあげられない時間が長くなると、邪魔をしてきます。休日は友達と会ったりするために外出していることも多いのですが、家に帰ると玄関までお出迎えにきてくれます。いつも猫から元気をもらっていて、それが仕事への活力にもなっています。

●●さんのオフショット

猫との時間がリフレッシュの時

中西さんの1日

8:45出勤・朝礼
9:00利用者様迎え入れ・バイタルチェック
9:50プログラム(ヨガ)
11:10プログラム(音楽)
12:30昼休憩
13:30事務作業
16:00サービス終了・送り出し
16:10終礼
16:15片付け・残務処理
17:45退勤

取材の感想

芦名 麻知 芦名 麻知 宮城学院女子大学
私は今回初めてデイサービスセンターに行きました。福祉施設というと正直、若者は近寄りがたいのではないかというイメージがありました。しかしゆらリズムさんに通っている方は子ども、お年寄りともに元気で明るい方が多く、私自身がその方々から元気を分けてもらいました。野崎社長の話してくださったような、子どもからお年寄りまで関わり合うことができる多世代共生社会が、多くの地域で実現して欲しいと思いました。

三木 拓弥 三木 拓弥 東北大学
真面目に、そして楽しそうに、利用者と向き合っている社員の姿が印象的でした。デイサービスや放課後などデイサービスの現場を見るのは、実は今回が初めてで刺激的でした。常に音楽がある空間で居心地が良かったです。リラクゼーションヨガも楽しく体験させていただき、取材の一環だということを一瞬忘れてしまいました。お忙しいなか、インタビューの時間を作ってくださった方々には心より感謝しています。

市川 文章 市川 文章 東北学院大学
社屋に入ると、明るい音楽と楽しそうに歌う利用者の姿が目に飛び込んできました。介護やデイサービスと聞くと忙しく、大変そうなイメージを抱いていました。しかし働くスタッフさんは常に笑顔。心からこの仕事を楽しんでいると感じました。その理由を聞くと「音楽が好き」というシンプルな回答。取材しに行ったはずの私たちも、自然とリズムを取り、気づけば一緒に歌っていました。あらためて音楽が持つ魅力を感じました。

  • 芦名 麻知 宮城学院女子大学 芦名 麻知 私は今回初めてデイサービスセンターに行きました。福祉施設というと正直、若者は近寄りがたいのではないかというイメージがありました。しかしゆらリズムさんに通っている方は子ども、お年寄りともに元気で明るい方が多く、私自身がその方々から元気を分けてもらいました。野崎社長の話してくださったような、子どもからお年寄りまで関わり合うことができる多世代共生社会が、多くの地域で実現して欲しいと思いました。
  • 三木 拓弥 東北大学 三木 拓弥 真面目に、そして楽しそうに、利用者と向き合っている社員の姿が印象的でした。デイサービスや放課後などデイサービスの現場を見るのは、実は今回が初めてで刺激的でした。常に音楽がある空間で居心地が良かったです。リラクゼーションヨガも楽しく体験させていただき、取材の一環だということを一瞬忘れてしまいました。お忙しいなか、インタビューの時間を作ってくださった方々には心より感謝しています。
  • 市川 文章 東北学院大学 市川 文章 社屋に入ると、明るい音楽と楽しそうに歌う利用者の姿が目に飛び込んできました。介護やデイサービスと聞くと忙しく、大変そうなイメージを抱いていました。しかし働くスタッフさんは常に笑顔。心からこの仕事を楽しんでいると感じました。その理由を聞くと「音楽が好き」というシンプルな回答。取材しに行ったはずの私たちも、自然とリズムを取り、気づけば一緒に歌っていました。あらためて音楽が持つ魅力を感じました。