「NFTはやめとけ?」って本当?危険と言われる理由を解説【結論、無視でOKです】
本記事の内容
NFTを始めたいのに「NFTはやめとけ」「NFTは危険」なんてワードを見ると不安になると思います
本記事では、「NFTはやめとけ」と言われる理由や、「NFTはやめとけ」という意見は無視でいい根拠について解説します。
NFTを購入・販売するにはイーサリアム(ETH)が必要
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そもそもNFTとは?【始めに知っておこう】

まずNFTとは何なのか?を知っておきましょう。
NFT(Non Fungible Token)とは簡単に言ってしまえば、「代替不可能なデジタルデータ」のことです。
これまでは、画像などのネット上の「デジタルデータ」いくらでもコピーすることができたので、データ自体には価値がありませんでした。
しかし、NFTならブロックチェーンの技術を用いることで、デジタルデータに唯一性を持たせることが可能になりました。つまりデジタルデータも現実の資産と同じように価値を持つようになったということです。
デジタルデータに「唯一性」をもたせて「代替不可能」にしたものが「NFT」というわけですね。
NFTの特徴
- データの改ざん・複製が困難
- 作成者や歴代所有者が記録され、改ざんが難しい
- 唯一無二の「本物のデジタルデータ」を所有できる
- イラストだけでなく、あらゆるデジタルデータをNFTにできる
- NFT作品が転売されると、作者に売り上げの一部が還元される
NFTについてより詳しく学びたいという方は以下の記事を読んでみましょう。
参考記事:今話題の『NFT』とは何か?初心者にもわかりやすく解説
「NFTやめとけ」と言われる理由【6つあり】

ここでは、「NFTはやめとけ」と言われる理由を解説します。
NFT自体は画期的な技術ですが、いくつか課題や問題点もあるので確認しておきましょう。
- NFTでも著作権を無視したコピーや詐欺作品がある
- NFTの価格と価値が曖昧
- 何かあったときの責任の所在が不明
- マネーロンダリングの温床になる
- 環境に負荷がかかる
- 新しい技術には批判が殺到しやすい
それぞれ見ていきましょう。
1.NFTでも著作権を無視したコピーや詐欺作品がある
NFTアートには著作権を無視したコピーや詐欺作品が横行しています。
NFTの特徴の1つに「改ざんや複製が困難であること」がありますが、元のデータがコピーや偽物では意味がありません。また著作権を無視してNFT化されたものを見分ける術も今のところありません。
NFTの詐欺作品が出回る手口で多いのは、以下の2パターンです。
- NFTにされていないデータを入手し、第三者が勝手にNFTにして販売する(著作権無視)
- 有名クリエイターを偽装して販売する(成りすまし)
詐欺作品を購入しないようにするには、販売者の信頼性を確認できた上で購入するように心がけましょう。公式サイトやSNSを精査したり、クリエイターの実績などは必ず確認するようにしてください。
2.NFTアート作品の価格と価値が曖昧
NFTアート作品の価格は、売り手と買い手の行動によって決定します。
通常のマーケットのように仲介人がいるわけでも、適性価格が決められているわけでもないので、価格と価値が釣り合わないことが往々にしてあります。
市場規模が株や債券といった市場に比べてまだまだ小さいため、一部の人の思惑によって不当に価格を吊り上げたりするようなことも可能です。
不当に吊り上げられたNFTを購入してしまった場合、高値を掴まれることになり損失を被ることになります。
またNFTは流動性が非常に低いため、そもそも売りたくても売れないという状況も多々ある点にも注意です。流動性とは、好きなタイミングで売却しやすいか否かという意味の用語です。
したがって購入者は価値を慎重に見極めてから購入する必要がありますね。
3.何かあったときの責任の所在が不明
NFT作品には、取引できるマーケットこそあるものの、取引後に関しては基本的に関与してくれません。つまり、取引後に何かあったとしても、責任がどこにあるのかわからない状態なのです。
例えば、下記のような関係があったとします。
- Aさん→NFTアート作品の作成者
- Bさん→Aさんの作品を転売しようとしている
- Cさん→Bさんから購入しようとしている
ここでは「Cさん」が購入しましたが、購入後に違法性があったことに気づき「詐欺だ!」といっても、作成した「Aさん」が悪いのか、購入した「Cさん」が悪いのか、転売しようとしている「Bさん」が悪いのか責任の所在が不明ということです。
自分が気づかぬうちに違法取引に加担してしまうリスクがあるので、「NFTはやめとけ」と言われたりします。
4.マネーロンダリングの温床になる
NFT市場は、新しい技術であるが故、法律や規制が追い付いていません。
そのため、マネーロンダリングの温床になるリスクが指摘されています。日本語で「資金洗浄」の意味。犯罪によって得たお金を、出所や所有者が分からないようにして検挙されないようにする違法行為のこと。
仮想通貨もマネーロンダリングの温床になっているとして、よく批判されていたりしますよね。とはいっても、NFTはブロックチェーン技術によって取引記録が残されます。
法整備が追い付いてくれば、このような批判も少なくなると思います。
5.環境に負荷がかかる
一部の人からは「NFTは環境に悪い」と言われています。
というのもNFTは、暗号資産(仮想通貨)の1つであるイーサリアム(ETH)のプラットフォームで構築されることが多いからです。
具体的には、イーサリアムは「PoW」によって動くので莫大な電力が消費され、環境への負荷が懸念されています。
PoWには「マイニング」と呼ばれる計算作業が必要なのですが、マイニングするには膨大な量のPCと電力を消費するので、環境への負荷が懸念されているというわけです。
ですが、イーサリアムは今は電力の消費を激減させる「PoS」という仕組みへの移行が進んでいます。「イーサリアム財団」によると、PoSによって99.95%も電力を削減できる可能性があるそうです。
つまり、「現状はNFTは環境に悪いかもしれないど、今後は改善される可能性は高い」ということです。
6.新しい技術には批判が殺到するから
NFTは最新の技術です。いつの時代においても、新しい技術やモノには批判が集まるものです。
日本では、未だにFAXを使う企業(官公庁)があるように、アナログの価値観が根強いですよね。また人間は、新しい環境やモノに対応するのはストレスなので拒否しがちです。
しかしこれまでの時代を振り返れば、デジタル化の波は避けられないというのは分かるかと思います。
- 手紙→メール
- 紙文書→PDF
- 現金→QR・バーコード決済、仮想通貨
今後数年はNFTに対して懐疑的な状況が続くかもしれませんが、気付いた時にはNFTをやっていない人の方が時代遅れになるかもしれません。
はじめにスマホに拒否反応を示していた人でも、今では当たり前のようにスマホを使っていますよね。
また、「NFTはやめとけ」という人の中には、NFTがよくわかっていないのに批判する人すら見受けられます。自分がよく知らない、理解できないものは批判しているということです。
NFTなどをよくわからないものとして拒否するのではなく、自分の目で見て、まず実際に触れてみることが重要ではないでしょうか。拒否しているだけでは、大きな波やチャンスを逃すことになるので、今のうちから正しい知識を身につけておくことが大事ですね。
結論、「NFTはやめとけ」は無視でOK【根拠を3つ解説】

結論、「NFTはやめとけ」という意見は無視でOKです。その根拠について解説していきます。
- NFTは画期的な技術だから
- NFT関連の法整備が進んできている
- NFTはこれからさらに普及する
それぞれ解説していきます。
1.NFTは画期的な技術だから
NFTは基本的にイーサリアムのプラットフォーム(ブロックチェーン)を活用します。
ブロックチェーンはメタバースと並んで次世代技術の1つとして期待されており、開発や応用はこれからの代物です。
つまり、世界中の大企業や天才たちがこぞって開発・応用している段階なので、我々一般人が理解できるレベルになるまでは時間がかかるというわけですね。
これからの技術に対して、ネットでかじった程度の知識しか持たない人が「NFTはやめとけ!NFTは危険だ!」と騒いだところで信用性はないでしょう。
よく分かっていない人、ましてやNFTを実際に触ったことがない人が発する「NFTはやめとけ」という意見は無視でいいのです。
ちなみにインターネットが登場した当初も、インターネットに関するネガティブな意見で溢れかえっていました。
世の中の仕組みを根本から変えるような技術は最初は否定されがちなので、自分で勉強したり、実際に触ってみたりしながら判断する力が必要ですね。何も理解せずに批判だけするのはもったいないです。
2.NFT関連の法整備が進んできている
NFTの技術は2021年から注目されたものです。
新しい技術ということで、法的整備が甘い点が指摘されていました。例えばNFTの取引では、他人が描いた作品を勝手にNFT化し出品して収益を得るなどと言った著作権を無視した行為が頻繁におこなわれていました。
しかし2022年現在、こういった問題に対してNFT関連のガイドライン作りに複数の団体が乗り出しています。
- NFTビジネスに関するガイドライン…一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会
- デジタル通貨フォーラムNFT分科会…凸版印刷・KDDI・NTTドコモ・HashPort・ディーカレットなどが参加
- コンテンツを対象とするNFT(Content-NFT)についての考え方…JCBIが発表。NFTを利用しやすくするための支援
このように、さまざまな組織や公的機関がNFT関連のルール作りを着々と進めています。
3.NFTはこれからさらに普及する
NFTビジネスには、世界を代表する企業や投資家がすでに参入しています。
今は否定する人も多いですが、数年後には身近になっているでしょう。例えば以下のようなニュースが毎日のように話題になっています。
- ナイキがNFTブランドの「RTFKT」を買収
- 日本人アーティストの村上隆氏が、108点のNFT作品をリリースしました(今は取り下げ中)。
- クレジットカード大手のVISAは、「CryptoPunk」というNFTアートの1つを約1700万円で購入
このように、世界中の大企業や投資家がNFTに投資しているのは、NFT市場の将来が明るいからです。
NFTには、世界的な大企業や著名人を熱中させる魅力があります。
そして実際に大金を注ぎ込んでNFTビジネスを始めている彼らは「NFTはやめとけ」なんて一言も言っていません。むしろ次世代の画期的な技術として歓迎しています。
「NFTはやめとけ」という意見ではなく、大企業や著名人が参入しているという事実の方が重要ではないでしょうか。
まとめ:NFTやめとけは無視でOK【あとで後悔は避けましょう】

今回は、「NFTやめとけ」を無視するべき理由について解説しました。
記事のまとめは以下のとおり。
- NFTはリスクさえ認識していれば、危険なものではない
- NFTは今後一般化し、身近なものになる
- 無料で誰でも参入できる
上記に追加して、「今のうちに参入することで先行者利益が享受できる」があります。何事も早く始めた人のほうが稼げます。
読み終えたら、NFTに挑戦してみよう
最後は「NFTを始めたい!」って方向けに、手順を紹介します。
NFTは、以下を参考に簡単に始められますよ。
参考記事:NFTアートの購入方法をわかりやすく解説【簡単5ステップ】
上記のリンクから、NFTの世界へ一歩踏み出してみましょう。