本記事では、専門用語を使わずにDeFiのリスクと対策方法について初心者にもわかりやすく解説していきます。
- DeFiのリスク5選
- DeFiリスクの対策方法
DeFiはハイリスクハイリターンというイメージを持っている方が多いと思いますが、その理由をしっかり解説してる人は少ないです。試しに「DeFi リスク」とググってみても、専門用語ばかりで難しくて分かりづらい…。
今回は完全初心者にもわかりやすく解説するので、ぜひ最後まで読んでください。
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なお、コインチェックではコンビニ決済や銀行振込ができ、取引も簡単でわかりやすいです。日本最大手&無料開設できるので、損をすることはありません。
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コインチェックの口座開設の手順については、以下の記事で解説しています。
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※仮想通貨取引所の利用、また仮想通貨取引については、リスクを伴うことがあります。これらリスクを自分自身でしっかりと把握した上で、無理のない資金で取引を行うことが大切です。自身でリスク管理をしっかりと行いましょう。
DeFiのリスク5選【始める前に知っておこう】

結論、これからDeFiを始める人が知っておくと良いリスクは下記の5つ。他にもリスクはありますが、とりあえず次の5つは抑えておきましょう。
- DeFi特有の損失(インパーマネントロス)
- 運営による資金の持ち逃げ(Rugpull)
- システムバグやハッキング
- ガバナンストークン(≒DeFi特有のコイン)の価格の下落
- 脱税
それぞれ解説していきますね。
リスク①:DeFi特有の損失(インパーマネントロス)
まずはインパーマネントロスといわれるリスクです。はじめからちょっと難しいですが、かみ砕いて説明しますね。
インパーマネントロスとは、預けたトークンペアの比率が変わってしまうことによって発生する損失のことです。つまり「コインが値上がりしたときに、本来はもっと稼げたはずだったのに…」となるリスクです。まだまだよくわかりませんね。
前提として、DeFiは2つのトークンをペアで、価値が1:1になるように預けることで金利等を得る稼ぎ方です。
しかし、もし仮に預けたコインのペアのうち片方が高騰したら、預けたコインの価値が1:1ではなくなってしまいますよね。そうなるとバランスが1:1になるように自動修正されます。
すると後から「あれ?思ったように稼げていないな?」となる可能性があり、これがインパーマネントロスとなります。
よくわからない!という方は、インパーマネントロス=「DeFi運用しないで、単に保有していた方が儲かっていた」となるリスクというざっくりとした理解を持っていればOKです。
通貨価値が高まった時も損失になる
中には「通貨が高騰したら得するのでは?」という疑問が残る方もいるかもしれないです。
結論として、価値が上がろうと下がろうと損失になります。また価値の変動が大きければ大きいほど、損失も大きくなる計算です。
その理由を詳しく知りたい方は以下の記事を読んでください。
運営による資金の持ち逃げ(Rugpull)
一番危険なのが「運営による資金の持ち逃げ」です。
DeFi用語で「ラグられた」は、運営にとばれることを指します。過去にたくさんの事例があるので、DeFiを始める上で認識しておくべきリスクです。
分かりやすく言えば「友人にお金を預けたのに、ある日とつぜん友人が資金を持ちだして逃げた」みたいな感じです。
これをRugpull(ラグプル)といい、預け入れた資金がゼロになってしまいます。ラグられるのだけは絶対に回避したいところです。
システムバグやハッキング
先ほど紹介したラグプルは、運営に悪意がありました。しかし、システムバグやハッキングは第三者によって起こります。Defiの投資ができるDEX(分散型取引所)も常にハッキングのリスクがあります。
なお銀行に預けているお金とは違って、ハッキングされてお金を失ってしまうと、お金は戻ってこないと思ってください。
日本の銀行の口座は、元本1,000万円までは政府と銀行が保証してくれていますよね。しかし、DEXにはそういった保証が一切ありません。これがDefiがリスクが高いと言われる理由の一つです。
脱税

DeFiで運用すると、脱税リスクがあります。というのも「通貨の交換」「通貨の貸出」など、税制的に難しいものが多く、過小申告してしまうケースもあるんですよね。
DeFiに詳しい税理士もまだ少ない上に、専用の税金計算ツールなどもほぼないことから、脱税と判断されてしまうリスクがあるわけです。
仮想通貨に強い税理士を探したり、自分で税金回りについて勉強する必要があります。
ガバナンストークン(≒DeFi特有のコイン)の価格の下落
DeFi運用をすると「預けたコインがそのまま増える」という場合もありますが、中には「ガバナンストークンという形で報酬が付与される」タイプもあります。
そしてDeFiで大きく稼げるケースというのは、たいていガバナンストークンをもらって稼ぐタイプになります。ここはしっかり理解しておくと稼ぎに繋がりますよ。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)における$CAKEだったり、Uniswap(ユニスワップ)における$UNIだったり、
ガバナンストークンとは、DEX(≒DeFi運用をする際に利用する分散型取引所)の独自トークンのことです。
例えばパンケーキスワップでDeFi運用をすると年利20%とか稼げるんですが、それはガバナンストークン$CAKEで支払われます。つまり、CAKEが暴騰すれば儲かるのですが、逆に暴落すれば利益は減るということです。
DeFiリスクの対策方法【3選】

前述したリスクの対策方法を解説します。ガバナンストークン(≒DeFi特有のコイン)の価格の下落リスクは知っていればOKなので説明は省きます。
インパーマネントロスの対策方法
- ステーブルコインペアを利用する
- リスクの高いペアは避ける
- 計算ツールを使う
1.ステーブルコインペアを利用する
ステーブルコインとは、ドルなどの法定通貨と裏付けられた通貨のこと。つまり、価値の変動が少ない通貨です。ステーブルコインでペアを組めば、変動が抑えられるのでリスク対策となります。
2.リスクの高いペアは避ける
リスクの高いペアを避けることが推奨です。たとえば時価総額が低く、価格変動の高い通貨とのペアは避けるべきでしょう。こういった通貨でペアを組むとインパーマネントロスが激しいので、初心者のうちは時価総額の高い銘柄がおすすめです。
3.計算ツールを使う
「dailydefi」というツールを使うことで、インパーマネントロスを計算することができます。通貨ペアや数を入力するだけで損失を把握できるのでおすすめです。DeFiを始める前に、計算して趣味レーションしておくといいでしょう。
RugPullの対策方法
結論、主要なDEXだけ使っていればほぼ安全だとぼくは思っています。事実として、過去にラグプルが起きているのは無名の新興DEXばかりです。パンケーキスワップやスシスワップ、ユニスワップあたりを使うのが賢明かと思います。
どうしても新興DEXを利用したいという場合には、利用するサービスを徹底的に調べましょう。基本的には、公式サイトやTwitterなどから情報を仕入れることになるかと思います。
RugPullを見分けられるサイトを活用してみるのも手
「RagDoc」というサイトを使うことで、RugPullを見分けることができます。RugDocとは、プロジェクトが信用におけるかどうか、レビューを行ってくれるサイトです。心配な場合は活用してみましょう。
脱税の対策方法
脱税のリスクに関しては、自分で勉強するか、詳しい税理士に相談しましょう。
税制面に関しては、基本的マネーリテラシーを身につけることもできるので勉強しておいて損はないかと思います。
また取引額が高額の場合には、税理士に相談することをおすすめします。TwitterなどのSNSでも気軽に探すことができます。
DeFiのリスクと対策方法まとめ

- リスク①:インパーマネントロス→ステーブルコインをペアに選ぶ
- リスク②:RugPull→主要なDEXを利用する+徹底的にリサーチする
- リスク③:脱税→税金回りについて勉強する+税理士に相談する
まとめると上記のとおり。
DeFiを運用する上で1番大切なのは余剰資金で始めることです。まずは少額から試してみて、徐々に慣れていきましょう。
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